2017 Fiscal Year Research-status Report
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16K19180
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
岩谷 胤生 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (90771379)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 効用値 / 乳癌 / EQ-5D-5L / 国際比較研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
「乳癌領域における健康関連QOLデータベースの構築」 本研究は2016年5月16日に聖マリアンナ医科大学生命倫理委員会の承認を得た。2016年5月30日より本学乳腺・内分泌外科外来に通院中の患者に調査を開始した。調査表は①効用値尺度:EQ-5D-5L、②患者の心理状態の評価:HADS(Hospital Anxiety and Depression Scale)、③疾患特異的尺度:EORTC-QLQ-C30およびBr23(EORTC quality of life questionnaire-Core30およびBreast23、④CTCAEに基づいた有害事象評価表で構成され、プロトコールに従って、時系列に沿った縦断的評価とした。研究結果は個人情報を含み、プライバシー保護を徹底するために、本学臨床研究データセンターで管理した。 2018年4月11日時点で171名の患者、のべ1173調査時点でのデータ収集を行った。現在、データベースの構築を行っている。 研究実績としては、2017年5月の国際医薬経済・アウトカム研究学会(ISPOR)International meetingにてEQ-5D-5Lの日英国際比較研究について報告した。つづいて2017年7月の日本乳癌学会シンポジウムにて本データベースを用いた乳癌化学療法中の患者の効用値について報告した。また2017年11月の国際医薬経済・アウトカム研究学会(グラスゴー)において、日本人乳癌患者におけるEQ-5D-5Lより算出した効用値とEQ-VASの相関に関する報告を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
助成金を用いて、本研究専属の研究補助員を雇用し、データの収集作業および入力作業を行っているため。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きデータ収集と入力作業を進め、データベース構築を図る。またデータベースを用いた研究も進めて行く。
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Causes of Carryover |
研究補助員の出勤日数に変更があり差額が生じた。 さらに円滑にデータ入力作業を行うため、出勤日数を増やして対応する予定である。
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Research Products
(3 results)