2018 Fiscal Year Research-status Report
サーカディアンリズム関連因子に着目した予測できない突出痛原因の解明と予防法の開発
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16K19212
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
仁木 一順 大阪大学, 薬学研究科, 助教 (00712879)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 突出痛 / がん / 臨床研究 / 睡眠障害 / サーカディアンリズム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、睡眠を始めとしたサーカディアンリズム関連因子と突出痛との関連性を明らかにすることを目的としている。平成30年度には多施設共同試験を継続的に進行した。平成29年度末から、共同研究実施施設を増加した結果、症例は着実に増えて平成30年度末の時点で当初の目標の半数程度に到達した。しかしながら、残りの研究期間が1年であることと、共同研究者の異動により症例集積ペースの今以上の増加が見込まれないことなどを考慮したところ、現実的には目標症例に到達はしていないが、現段階(50名、目標症例の50%)で中間的に解析を行うこととした。現在、予測できない突出痛の原因に関して、複数の観点から解析を進めているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
共同研究担当者の異動により症例集積ペースの今以上の増加が見込まれず、当初の目標症例数(100例)を変更したため(目標50例)。
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Strategy for Future Research Activity |
残りの研究期間が1年であることと、共同研究者の異動により症例集積ペースの今以上の増加が見込まれないことなどを考慮したところ、現実的には、目標症例に到達はしていないものの現段階で中間的に解析を行うこととした。その結果を踏まえ、当初の予定通り、最終年度は突出痛原因解明に向けた薬学的介入に関する検討に着手する予定である。
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Causes of Carryover |
当初の予定では、尿中メラトニンの測定のために物品費を計上していたが、平成30年度の対象者では、尿中メラトニン測定に同意された患者がいなかったため、次年度使用額が生じた。差額は、引き続き多施設共同試験を推進するために必要な物品費(アクチグラフ、尿中メラトニン測定代など)に充てる予定である。
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