2018 Fiscal Year Research-status Report
最先端プロセスによる次世代型高精度水吸収線量計測法の確立
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16K19238
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
志田 晃一 東邦大学, 医学部, 非常勤研究生 (50734050)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 高精度放射線治療 / 水吸収線量 / 標準計測法 |
Outline of Annual Research Achievements |
まず当該年度、私は、教育研究機関から臨床機関(病院)への所属機関の変更があった。また、新たな所属機関となった病院は、今年度に建てられた新しい建屋であり、病院を機能させるためにスタッフ全員が多忙となった。臨床現場は常に患者さん中心であり、研究を行うのどうしても就業時間後となってしまう。私の担当となった放射線治療システムは当院の病院にとって数年以来の再開のため,1つ1つ確認しながら毎日夜遅くまでの準備となった。私の研究テーマである「高精度放射線治療」における「新たな線量計測法の確立」であるため、施設のシステムが完了し、高エルギー放射線が照射できるようにならなければならない。私自身、高精度放射線治療の立ち上げが急務であったため、研究を遂行するためには、このシステムの立ち上げが絶対条件であった.そのため当該年度1年間は研究時間の確保ができず、かなりの遅れをとってしまったのは必然であると考える。もう1つ、研究を進めていく上で困ったことが発生した。研究を進めるにあたり,吸収線量計測のために用いるのが期待されてきた「液体電離箱線量計」の使用がかなり厳しくなってしまった。個人による液体電離箱線量計の製造は非常に難しく、予算もかかることから断念せざるを得ない状況となった。 今年度は、当初の研究実施契約とは多少異なってしまうが、別の視点から水吸収線量計測を考え、従来の空気電離箱線量計による吸収線量計測法見つけられるよう全力を尽くしたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成30年度、所属機関の変更があり研究環境の確保に時間を要したため研究遂行に遅れを生じたため。
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Strategy for Future Research Activity |
所属機関変更後の研究環境の整備が済み、延長した研究(新たな吸収線量計測の確立)の遂行に使用する。
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Causes of Carryover |
(理由)今年度所属機関の変更を生じ、研究環境の確保に時間を要したため研究遂行に遅れを生じたため、余剰金が発生した。 (使用計画)所属機関変更後の研究環境の整備が済み、延長した研究の遂行に使用する。
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