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2016 Fiscal Year Research-status Report

被災高齢者の中長期的な精神・身体・社会的健康についての研究

Research Project

Project/Area Number 16K19267
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

坪谷 透  東北大学, 歯学研究科, 助教 (30650650)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2018-03-31
Keywords災害 / 高齢者 / 精神的健康被害 / 身体機能 / 社会的活動 / 自然実験研究デザイン
Outline of Annual Research Achievements

世界中で自然災害が繰り返し起こりその度に多くの健康被害が発生している。震災後の精神的健康被害の研究は多いが、被災前の健康水準などの状況を考慮しておらず、また、身体的な機能・社会的な活動に注意が払われていない。加えて、震災後1年程度の研究が多く、中長期の被害・健康推移については明らかにされていない。高齢者は「災害弱者」に分類されるが、高齢者固有の研究はほとんどない。本研究では世界でも稀な自然実験デザインで、東日本大震災前の人々のつながりが被災後の健康保持に寄与していたことを明らかにした岩沼市の全高齢者を対象とする縦断研究を継続し,被災5年後の精神・身体・社会活動の推移を把握し、健康保持と回復・悪化に関連する要因を明らかにし,人々のつながりなどソフト面からの被災前後での減災対策を提言する。
地域高齢者の健康と社会的決定要因についてのコホート研究であるJAGESプロジェクトのこれまでの調査の後続調査として行う。今回の調査で得られたデータを震災前調査(2010-2011年)および震災後調査(2012-2013年)のデータと結合させることで、震災前情報、および震災後(短期、中長期)の推移を把握できるデータセットを作成する。これを用いて、被災高齢者における、中長期的な、精神・身体の健康および社会活動などの推移を記述すると共に、それらに関連する要因を明らかにする。
上記の調査は、予定通り2016年度に実施した。集まったデータを、解析するために、データベースを作成する必要がある。現在そのデータベースを作成しているところである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

2016年度に予定していた調査は、予定通り実施することができた。

Strategy for Future Research Activity

2017年度は、2016年度に実施した調査データの分析を行う予定である。
2017年度は、解析に必要なデータベースを作成し、分析を行い、学会・論文発表を行う。

Causes of Carryover

当初の計画よりも物品の購入や調査費用を抑えることができたため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

2017年度、分析および情報収集に活用する。

URL: 

Published: 2018-01-16  

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