2016 Fiscal Year Annual Research Report
網羅的プロテオーム解析を用いたIPMNの新規良悪性診断法の開発
Project/Area Number |
16K19344
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
堤 康一郎 岡山大学, 大学病院, 助教 (40610910)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | IPMN / プロテオーム / FFPE |
Outline of Annual Research Achievements |
当院にて切除されたIPMN症例のホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)組織を用いて、レーザーマイクロダイセクションにて、「良性群」と「悪性群」に分類、回収後、ショットガン・プロテオーム解析を行った。まず、4検体を用いてサンプル回収後、本施設内の質量分析装置を用いて解析を行ったが、タンパク質の同定数が100前後であり、既報の他疾患の同様の解析報告と比較するとかなり少ない同定数であり、ペプチドの検出が不十分な可能性が考えられた。MSとMSMSのスキャンスピード、active exclusionの条件、分離条件など、さまざまな対策を試みるも改善が得られなかった。そこで、より高精度な質量分析装置を所有する国内の他施設での解析を依頼したところ、同定数が800以上と改善を認めた。 今後、サンプル数を増やして解析を試み、悪性化の候補マーカーを同定し、さらに定量的質量分析や免疫染色による検証と絞り込みを行うことで、最適なマーカーが抽出できる可能性がある。この度、本資金による研究継続困難となったが、引き続き解析を継続していく方針である。
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