2017 Fiscal Year Annual Research Report
To determine the relation between Yap transcriptional activity and the rate of atherosclerosis progression
Project/Area Number |
16K19391
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
寺井 健太 京都大学, 生命科学研究科, 准教授 (20616073)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | Hippo pathway / 血管新生 / 骨分化 |
Outline of Annual Research Achievements |
個体内において、血管内皮におけるYap/Taz転写活性の機能を理解するために、Zebrafishを用いて血管内皮Yap/Tazが、血管内皮形成・再構築や、周囲組織分化に与える影響を解析した。 1、血管内皮のYap/Taz活性化が血管退縮に必要である。 Zebrafishを用いて血管内皮特異的にYap/Tazの転写活性を阻害した。その結果、尾部静脈叢(CVP)に血管の退縮不良が確認された。この結果は、Yap/Tazの転写活性が血管の退縮に働いている事を示唆している。また、Yap/Tazの転写活性亢進させるものとして、血流量・血圧が関与する事が確認された。下流因子としてはYap/Taz転写活性依存的にctgf (connective tissue growth factor)の発現とactinの重合がおこり、これらが血管退縮に必須であることが明らかとなった。以上の事から、一部の血管退縮過程には、血流依存的なYap/Tazの転写活性によるctgfの発現とactinの重合が必須であることが明らかとなった。 2、血管内皮のYap/Taz活性化が周囲組織の骨化を促す。 上記の実験系に於いて、骨形成の遅延が認められた。この事は、血管内皮のYap/Tazが骨分化に影響がある事を示唆している。この経路は、血管内皮に於いてYap/Taz 依存的にBmp(Bone Morphogenetic Protein)を産生しており周囲の骨分化を促していることが明らかとなった。
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Research Products
(1 results)
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[Journal Article] Osteocrin, a peptide secreted from the heart and other tissues, contributes to cranial osteogenesis and chondrogenesis in zebrafish.2017
Author(s)
Chiba A, Watanabe-Takano H, Terai K, Fukui H, Miyazaki T, Uemura M, Hashimoto H, Hibi M, Fukuhara S, Mochizuki N.
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Journal Title
Development
Volume: 144(2)
Pages: 334-344
DOI
Peer Reviewed