2017 Fiscal Year Annual Research Report
PD-1 positive T cells in pulmonary Mycobacterium avium infection
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16K19440
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| Research Institution | Tohoku University |
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Principal Investigator |
三橋 善哉 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (70754513)
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| Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 非結核性抗酸菌症 / PD-L1 / PD-1 / 免疫疲労 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
１．ヒト肺M. avium症患者におけるPD-1陽性消耗T細胞の解析
ヒト肺Mycobacterium avium症患者および年齢・性別が一致した健常者コントロールより、ヘパリンナトリウム入りの採血管を使用し末梢血を採取、リンパ球比重分離液（Ficoll-Paque PLUS）を使用し、密度勾配遠心法にて末梢血単核白血球(PBMC: peripheral blood mononuclear cells)を分離した。分離した末梢血単核白血球サンプルを、LIVE/DEAD Fixable Dead Cell Stain Kitにて死細胞を除去し、生細胞のみを汎T細胞マーカー CD3、ヘルパーT細胞マーカーCD4、キラーT細胞マーカーCD8、CD127 (IL-7レセプタalpha鎖)、PD-1にて共染色を行い、フローサイトメトリーにて解析を行った。解析の結果、CD4陽性T細胞、CD8陽性T細胞共に、PD-1細胞を発現している細胞の割合は、健常者コントロールに比し、ヒト肺Mycobacterium avium症患者にて有意に変化は認めず、むしろ有意差はないものの、PD-1細胞を発現している細胞の割合は低下していた。このことは、他の慢性炎症性疾患や感染症と異なり、Mycobacterium avium感染症では、病原体の持続的な刺激により、T細胞は消耗することなく、存在している可能性が示唆された。
２．マウス肺Mycobacterium avium感染モデルにおけるPD-1陽性消耗エフェクターT細胞の解析
進行型Mycobacterium avium株または安定型Mycobacterium aviumによる感染モデルを作成するため、菌量を段階的に調整し、感染実験を行った。しかしながら、安定型株間、及び進行型株間でも比較的長期に生存し、且つ、慢性炎症が惹起される感染モデルに適切な菌量が有意に異なり、比較検討は困難であり、進行型Mycobacterium avium株および安定型Mycobacterium aviumのPD-1陽性消耗エフェクターT細胞誘導に関するマウスモデルでの比較検討結果を得ることはできなかった。
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Research Products
(3 results)
