2017 Fiscal Year Research-status Report
非侵襲脳刺激法の統合失調症治療にむけた臨床症状及び客観的指標での検証
Project/Area Number |
16K19787
|
Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
池田 俊一郎 関西医科大学, 医学部, 助教 (40772231)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 経頭蓋直流刺激 / 統合失調症 / Schizophrenia / tdcs |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、統合失調患者に対して経頭蓋直流刺激(tDCS)を行い、精神症状、認知機能障害に対しての効果の検証を主眼に置き、研究をすすめているが、患者および健常者に対して刺激を行うため、倫理審査委員会の承認が必要であった。2017年度は関西医科大学倫理審査委員会に「非侵襲脳刺激法の統合失調症治療にむけた臨床症状及び客観的指標での検証」との題名で、倫理審査を申請し、倫理審査委員会の承認を得て本格的に測定をし臨床研究を開始している。 また、学会活動としては、精神神経学会、BACI conferenceに出席し、本研究のための世界的知見を学び、さらに最新の知見を吸収することが出来た。 論文作成作業としては、「Shunichiro Ikeda, Yasushi Nakamori, Leonides Canuet, Ryouhei Ishii, Takeshi Kitamoto, Daiki Wada, Masatoshi Kyo, Tatsuya Matsuda, Toshihiko Kinoshita; Emerging Risks of New Types of Drug Addiction in Japan. Mental Health in Family Medicine; 13: 480-485, 2017.」「Ikeda S, Ishii R, Canuet L, Pascual-Marqui RDSource estimation of epileptic activity using eLORETA kurtosis analysis..BMJ Case Rep. 2017 Nov 16;2017.」を筆頭著者として発表した。来年度は、本研究の測定、解析を行い、結果を発表したいと考えている。また、共著者として、さらに複数の論文の執筆に貢献した。 来年度は、本格的に患者に対して測定を開始しており、さらにデータが集積後、解析を行うことで有用な結果を得て、学会及び論文などで発表を予定している。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
倫理審査の承認に時間がかかったが、測定を開始できており、来年度中には測定・解析を行い、結果を発表できる段階に来ている。平成30年度は測定、解析に伴い、研究費の使用を行う予定である。
|
Strategy for Future Research Activity |
来年度は、倫理審査の承認を得たため本格的に測定を行い、測定後、解析を行う予定である。本年度は、倫理審査に時間を要したため、研究費の使用は少額にとどまったが、来年度は測定、解析と研究費を使用することが予想されている。平成30年度内に結果を確定し、論文、学会の発表を行いたいと計画している。
|
Causes of Carryover |
本年度は倫理審査委員会の承認を得るのに、時間を要したため、来年度に測定・解析を行っている。そのため、研究費としての執行は次年度となってしまった。
|
Research Products
(6 results)