2018 Fiscal Year Annual Research Report
PET study of brain tau deposition in traumatic brain injury using [11C]PBB3
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16K19789
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Research Institution | National Institutes for Quantum and Radiological Science and Technology |
Principal Investigator |
高畑 圭輔 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 脳機能イメージング研究部, 研究員(任常) (20645311)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 慢性外傷性脳症 / CTE / タウPET |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は、本研究に関連して下記のような進展があった。(1)頭部外傷のタウ病変をPETで定量するための解析手法の妥当性の検証を、他疾患のデータを用いて行った。(2)米国のMayo Clinicの神経病理部と研究協力を行い、慢性外傷性脳症(CTE)と診断された患者の脳切片に対して、11C-PBB3による蛍光染色、タウ免疫抗体による免疫蛍光染色を実施し、11C-PBB3が頭部外傷によるタウ病変に結合していることをin vitroで確認した。(3)本研究結果を"PET-detectable tau pathology correlates with long-term neuropsychiatric outcomes in patients with traumatic brain injury"として論文としてまとめ、海外学術誌に投稿した。本報告書の作成時点で、査読中となっている。また、Neuroreceptor Mapping 2018 (London)、JUFBI2018 (Tokyo)、ICHR2018(Kyoto)などの複数の国際学会で、口頭発表を行った。(4)次世代型のタウPET薬剤である18F-PM-PBB3を用いて、軽度反復性頭部外傷の患者を対象とする新たなPET臨床研究を開始した。元ボクシング選手、元アメリカンフットボール選手などのPET撮像を実施した。少数例であるが、CTEの神経病理学的所見に一致したトレーサーの分布を認めている。
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Research Products
(6 results)