2017 Fiscal Year Annual Research Report
Prediction of treatment response for head-and-neck cancer using IIMU
Project/Area Number |
16K19798
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
平田 健司 北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30431365)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 核医学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、チミジンホスホリラーゼ (TP)のSPECT製剤である123I-IIMUを頭頸部癌患者に投与して臨床的有用性を示すことであったが、平成28~29年度には123I-IIMUを患者に投与することができなかった。その理由は、123I-IIMU標識合成の原料である123I-NaI溶液(メーカーからの購入品)の組成(NaOH濃度)が変更され、合成収率が10%まで低下したためである。そこで、変更後の123I-NaI溶液の組成に合わせた123I-IIMU標識合成条件及び精製条件の再検討を行った。123I-IIMUは、123I-NaI溶液とN-Chlorosuccinimide (NCS) を反応させ123I-N-Iodosuccinimide (123I-NIS) を合成し、123I-NISと標識前駆体 (HIMU・トリフルオロ酢酸 [TFA]) を反応させ123I-IIMU・TFAを合成し、123I-IIMU・TFAを123I-IIMU・HClに塩交換しHPLCで精製する。合成検討として、長半減期で条件検討に用いやすい125I-NaI溶液で、123I-NaI溶液の組成を模擬し、123I-IIMUの合成及び精製条件を検討した。種々の最適化の結果、収率50%以上で125I-IIMUを製造できることを確認した。さらに、123I-NaI溶液を使用して123I-IIMUを合成した結果、40%の収率が得られた。製造した123I-IIMUを正常マウスに投与し、チミジンホスホリラーゼ (TP) を高発現する肝臓に集積することを確認した。TPイメージング剤として問題なく使用できることを確認できた。以上の合成検討、動物実験と並行して、FDG PETの臨床画像の後向き検討として、metabolic tumor volumeの測定およびtexture解析を行い、臨床有用性を明らかにした。
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Research Products
(7 results)
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[Presentation] Site-based Metabolic Tumor Volume may be a Prognostic Factor in Patients with Differentiated Thyroid Carcinoma2017
Author(s)
Kenji Hirata, Yuko Uchiyama, Shiro Watanabe, Takuya Toyonaga, Osamu Manabe, Kentaro Kobayashi, Hisaya Kikuchi, Tohru Shiga, Eriko Suzuki, Keiichi Magota, Satoshi Takeuchi, Nagara Tamaki
Organizer
第76回日本医学放射線学会
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