2018 Fiscal Year Research-status Report
3D MRI撮像法開発による新規子宮頸癌MRI/CT画像誘導小線源治療の確立
Project/Area Number |
16K19808
|
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
根本 未歩 (渡辺未歩) 千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (50568665)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | 子宮頸癌 / MRI based IGBT / 画像誘導小線源治療 / IGBT |
Outline of Annual Research Achievements |
子宮頸癌に対する腔内照射時にアプリケータを挿入した状態でMRI、CTなどの3次元画像を撮像し治療計画に利用する3次元画像誘導小線源治療(3D Image-Guided Brachytherapy: 3D IGBT)が開発され、特にMRI based IGBTによる腫瘍制御率の更なる向上と正常組織障害の低減が認められている。本研究は腔内照射毎のMRI撮像が困難な本邦の現状を踏まえて、1回目はMRIとCTを,2回目以降はCTのみを撮像し、これを基にIGBTを行うMRI/CT image based IGBTの確立と臨床応用を目的とする。本研究は腔内照射毎のMRI撮像が困難な本邦の現状を踏まえて。1回目はMRIとCTを、2回目以降はCTのみを撮像し,これを基にIGBTを行うMRI/CT image based IGBTの確立と臨床応用を目的とする。本研究はリソースの少ないMRIというモダリティーを最大限に有効活用し、汎用性があり患者スループットの向上が見込めるCTと組み合わせることで世界標準と日本の現状の間にあるギャップを埋めるピースとなり得る。平成30年度はMRI/CT image based IGBTの確立へ向けた応用研究の発表を中心に行った。H28-29年度の研究結果で子宮組織を模したファントム(現有機器)を用いてIGBTに適した3D MRI撮像条件の最適化を行い,MRI撮像パラメータを変化させた際,コントラスト比や信号強度がどのように変化するかについて研究発表を行った.さらに、これらが臨床成績に与える影響についても調査することが臨床的に重要であり、研究成果として社会へ還元すべき成果である。このため、3D IGBTを開始して以降の治療成績・有害事象等についてデータ解析を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究目的をより精緻に達成するために、臨床的意義を勘案して、H30年度当初の予定になかった、3D IGBT開始以降の治療成績・有害事象等についてデータ解析、およびこれらの研究成果の発表・報告を行う必要が生じたためである。また、本研究分野は近年新しい知見が次々と発表されているため、2019年5月17日~18日に徳島において開催が予定されている小線源治療部会第21回学術大会へ参加し、情報収集を行う必要がある。
|
Strategy for Future Research Activity |
本研究目的をより精緻に達成するために、H30年度当初の予定になかった、3D IGBT開始以降の治療成績・有害事象等についてデータ解析、およびこれらの研究成果の発表・報告を行う必要が生じた。このためH31年度は以下のような研究計画とする。2019年5月17日~18日に徳島において開催が予定されている小線源治療部会第21回学術大会へ参加し、情報収集を行う。現在までに得られたデータと、新しい知見、追加で行う予定の解析結果を合わせて学会発表・論文投稿を行う。予定している発表学会は2019年9月15日からシカゴにおいて開催予定のAmerican Society for Radiation Oncology 61st annual meetingと、11月23日から名古屋において開催が予定されている日本放射線腫瘍学会第32回学術大会である。投稿を予定しているJournalは米国小線源治療学会誌、日本放射線腫瘍学会誌などである。研究目的をより精緻に達成するために、臨床的意義を勘案して、3D IGBT開始以降の治療成績・有害事象等についてデータ解析の追加した
|
Causes of Carryover |
研究成果の発表を予定していた2018年American Society for Radiation Oncology 60th annual meetingに参加することができなかったため、未使用額が生じた。未使用額は本研究をより精緻に達成するために、2019年5月17日~18日に徳島において開催が予定されている小線源治療部会第21回学術大会へ参加し、情報収集を行う。現在までに得られたデータと、新しい知見を合わせて学会発表・論文投稿を行う。予定している発表学会は2019年9月15日からシカゴにおいて開催予定のAmerican Society for Radiation Oncology 61st annual meetingと、11月23日から名古屋において開催が予定されている日本放射線腫瘍学会第32回学術大会である。投稿を予定しているJournalは米国小線源治療学会誌、日本放射線腫瘍学会誌などである。
|
Research Products
(3 results)