2018 Fiscal Year Annual Research Report
Functional analysis of deubiquitinating enzyme in bile cancer using zenograft model
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16K19912
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
石田 晶玄 東北大学, 大学病院, 助教 (90619660)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 胆嚢癌 / BAP1 / 遺伝子変異 |
Outline of Annual Research Achievements |
当施設で摘出手術を施行した、胆嚢癌44例においてゲノムDNAを抽出した。ゲノムにおいて、クロマチンリモデリング遺伝子複合体であり、近年胆道癌においてその遺伝子変異が注目されている、BAP1の遺伝子の変異について、サンガーシークエンスにより、全エクソンを対照に検索を行った。胆嚢癌症例において、BAP1遺伝子の変異が高頻度に認めることを明らかにした。またホモ欠失と思われる変化も多く認めた。 以上より、胆嚢癌においてBAP1遺伝子変異が多いことを示し、その頻度は、次世代シークエンサーを持ちいた海外の報告よりも高いことが明らかとなった。 BAP1の臨床標本においても、タンパク質レベルの遺伝子発現を検討するため、全例免疫染色を行ない、また生命予後との比較を行なった。タンパク質におけるBAP1発現と、遺伝子変異は相関しており、遺伝子変異が発現低下の主な原因であると推測された。生命予後に関しては、BAP1発現が低下している症例において有意に予後が不良であった。胆嚢癌のBAP1発現低下および遺伝子変異が、予後不良因子となっていることは、本研究が初めての報告となる。 基礎実験では、BAP1の発現低下したモデルを胆嚢癌細胞株で作成した。BAP1の発現低下は、癌細胞の増殖能には直接影響しないが、浸潤能・遊走能を亢進させ、癌の悪性度を増悪させていることを明らかとした。 臨床検体より胆道癌細胞の初代培養を施行し、現在まで3株樹立している。1例は浸潤能が著明に亢進している。網羅的な遺伝子解析を施行した。
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Research Products
(1 results)
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[Journal Article] Loss of BAP1 expression is associated with genetic mutation and can predict outcomes in gallbladder cancer.2018
Author(s)
Hirosawa T1, Ishida M1, Ishii K1, Kanehara K1, Kudo K1, Ohnuma S1, Kamei T1, Motoi F1, Naitoh T1, Selaru FM2, Unno M1.
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Journal Title
PLoS One.
Volume: 13
Pages: 0206643
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research