2016 Fiscal Year Research-status Report
間質性肺炎動物モデルを用いた光線力学的治療の影響の検討
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16K19985
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
今井 健太郎 東京医科大学, 医学部, 助教 (30408140)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 光線力学的治療 / 肺癌 / 間質性肺炎 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、間質性肺炎合併小型末梢肺癌に対する光線力学的治療(photodynamic therapy:PDT)の影響を明らかにすることを目的とする。 また、高齢化社会に伴い増加が予想される高齢者の間質性肺炎合併小型末梢肺癌に対する治療法の確立をめざすものである。 我々は現在、PDTで小型末梢肺癌に対する治療法の開発を行っているが、PDTが間質性肺炎を有する肺に対してどのような影響を与えるかを明らかにする。
本年度はラットに対して腫瘍親和性光感受性物質であるレザフィリンを尾静脈投与後に経気管的に細径ファイバーを挿入してレーザー照射を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
間質性肺炎モデルのラットに対して経気道的に細径ファイバーを挿入し、レーザー照射を行った後、生存観察をするのが困難であった。 今後は異なる方法で間質性肺に対してのレーザー照射後の影響を検討する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
間質性肺炎モデルのラットに対して経気道的に細径ファイバーを挿入し、レーザー照射を行った後、生存観察をするのが困難であった。
今後の研究推進方策の一つの方法として、間質性肺炎モデルのラットに対して全身麻酔下で片側の開胸を行い、開胸下で間質性肺に対してレーザー照射を行い、レーザー照射後の間質性肺に対しての評価を行う。
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Causes of Carryover |
経気道下でのレーザー照射に難渋したため、研究の推進が滞ったため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
間質性肺炎モデルラットの作成後、片側開胸にてレーザー照射を施行する予定である。
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