2017 Fiscal Year Research-status Report
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16K20204
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
栃木 秀乃 埼玉医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90623695)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | miRNA / 子宮内膜脱落膜化 |
Outline of Annual Research Achievements |
「網羅的解析により同定したmiRNAが子宮内膜脱落膜化過程を制御するか明らかとする。」。これまでの我々の解析で子宮内膜脱落膜化過程に関連があると考えられるmiRNAを6個予測した。本研究ではこれらのmiRNAが本当に脱落膜化過程で重要な役割を持っているかをどうか確かめた。方法としては、予測したmiRNAの中から一つに着目しそれを子宮内膜間質細胞に強制発現させ、形態学的変化や予測miRNAの標的遺伝子の発現変動、脱落膜化マーカーである遺伝子の発現変動について明らかにする事とした。また、着目した予測miRNAとその標的遺伝子の直接的な制御関係を確認するためLuciferase reporter asseyを 行った。これらの結果から、着目したmiRNAは脱落膜化過程を制御することが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2016年6月から産休、育休を頂き2017年9月に研究再開となったため、現在予定した研究計画より遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
1)「同定したmiRNAの子宮内膜脱落膜化過程における機能解析」 子宮内膜の脱落膜化過程の障害は、胚の着床に大きく影響することが知られている。そこで、同定したmiRNAが直接着床現象に影響を及ぼすことを示すため、着床を評価するアセッイ系として、脱落膜化細胞層への絨毛細胞の浸潤能を測定する。 2)「体外受精反復不成功例の子宮内膜組織におけるmiRNAの発現」 体外受精時に良性胚を移植しても反復して妊娠が成立しない着床不全と考えられる症例(着床不全群)の子宮内膜組織と妊孕性が確認されている子宮内膜組織(control群)からmiRNAの分画を含んだmRNAを抽出し、定量PCR法により同定されたmiRNAの発現に両群で差が認められるか検討することにより、同miRNAが着床不全の診断マーカーとなりうるかを考察する。
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Causes of Carryover |
平成28年6月1日~平成29年9月30日の期間、産休・育休であったため研究中断をしたため。今後は、これまでに同定したmiRNAの子宮内膜脱落膜化過程における機能解析を更に進めていく予定である。
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Research Products
(2 results)