2019 Fiscal Year Annual Research Report
Relationship between urinary biomarker and the incidence of acute kidney injury after thrombolytic therapy in acute ischemic stroke patients at the stroke care unit.
Project/Area Number |
16K20403
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
下山 隆 日本医科大学, 医学部, 助教 (00509325)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 急性期脳梗塞 / 尿中L-FABP / SCU / 急性腎障害発症 / 死亡 |
Outline of Annual Research Achievements |
尿中L-FABPは急性尿細管障害を反映するマーカーとして知られており、ICUやCCU入室患者の急性腎障害発症予測に有用であると報告されている。 今回、我々は急性期脳梗塞患者の入院時尿中L-FABP値が脳梗塞発症後の急性腎障害発症や3ヶ月後の死亡に影響するか検討した。 2017年1月から2019年12月までに日本医大脳卒中センターに入院した発症24時間以内の急性期脳梗塞患者を前向きに登録した。527症例が登録され入院1週間以内に急性腎障害を発症した頻度は5.1%(27例)であった。急性腎障害を発症した患者は尿中L-FABP値が有意に高値であった(53.8 μg/g Cr vs. 3.9 μg/g Cr, P<0.001)。また尿中L-FABP値は3ヶ月後の死亡とも関連があった( (15.5 μg/g Cr vs. 4.0 μg/g Cr, P<0.001)。 多変量解析では尿中L-FABP値は急性腎障害(Odds ratio [OR] 1.169; 95% confidence interval (CI), 1.083-1.261, P<0.001) および3ヶ月後の死亡(Hazard ratio [HR] 1.072; 95% CI, 1.021-1.126, P=0.005)に関する独立因子であった。 上記研究内容を2020年2月に開催されたInternational Stroke Conferenceで発表を行った。また現在英文原著論文を投稿し、European Journal of Neurology誌より査読が行われreviseの返事が来た。現在論文採択に向けて原稿の修正を行っている。
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Research Products
(2 results)