2017 Fiscal Year Research-status Report
軽度~中等度OSAが睡眠時の短期血圧変動に及ぼす影響およびOAによる影響
Project/Area Number |
16K20488
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
林 奨太 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (50769784)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 睡眠歯科医学 / 循環器・高血圧 / 歯科医学 |
Outline of Annual Research Achievements |
高齢者、高血圧症患者、糖尿病患者において、夜間の短期血圧変動は昼間よりも明らかな心血管系イベント、死亡率のリスク要因であると報告されている。そのため閉塞性睡眠時無呼吸症(Obstructive Sleep Apnea; OSA)は夜間の短期血圧変動を誘発することで、心血管系イベントのリスク要因である可能性がある。 重度OSA治療の第一選択である持続陽圧酸素療法(Continuous Positive Airway Pressure; CPAP)を用いることで、OSAの改善と短期血圧変動の改善がみられることは示されつつある。 一方軽度から中等度OSA治療の第一選択であり、重度OSAであっても種々の条件からCPAPが適応できない患者に対して用いられる口腔内装置(Oral Appliance; OA、いわゆるマウスピース)療法で、OSAの改善と短期血圧変動の改善がみられることを示す研究は少ない。 本研究では本邦で口腔内装置が保険適用となる軽度から中等度OSA患者を対象とし、 軽度から中等度OSAが夜間の短期血圧変動を誘発すること、およびOA療法により短期血圧変動が改善されているかを検討する。 当初は短期血圧変動の計測と睡眠状態の計測を別の機器で用いる予定であったが、平成28年度は短期血圧変動の計測と睡眠状態の計測を同時に実施する体制を整え、被験者の選択、協力依頼を行う対象を絞り込んだ。これにより効率的にデータの収集を開始した。 平成29年度は引き続き被験者の選択と協力依頼を行いつつ、収集したデータの解析を並行して開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初は短期血圧変動の計測と睡眠状態の計測を別の機器で用いる予定であったが、短期血圧変動の計測と睡眠状態の計測を同時に実施する体制を整え、被験者の選択、協力依頼を行う対象を絞り込んだ。 現在も被験者に協力依頼を継続しているため当初の予想よりやや遅れて進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
改めて被験者の選択、協力依頼を行い、短期血圧変動の計測と睡眠状態の計測を同時に実施することで効率的にデータの収集、解析を実施していく。
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Causes of Carryover |
(理由) 本研究で用いる睡眠評価装置は外来の備品で代用したため購入を見送ったため。海外の学会への参加を予定していたが、国内の学会への参加に変更したため。被験者のリクルートが遅れているため。 (使用計画) 解析装置購入、学会参加、被験者リクルートに関わる費用、論文執筆に関わる諸経費に使用予定
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Research Products
(3 results)