2018 Fiscal Year Annual Research Report
Effect of controlling daytime clenching on bruxism and sleep apnea
Project/Area Number |
16K20500
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
川上 滋央 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (60708072)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 睡眠時無呼吸症候群 / 睡眠時ブラキシズム / 覚醒時ブラキシズム / 表面筋電図 |
Outline of Annual Research Achievements |
睡眠時無呼吸低呼吸発作の発生に睡眠時の歯ぎしりが関与しているのではと長年考えられてきた。そのため,睡眠時の歯ぎしりを減少させることで睡眠時無呼吸低呼吸発作が抑制できるのではないかと考えられてきた。しかし,睡眠時の歯ぎしりは無意識下で行われるため抑制が難しいのが現状である。そこで,われわれは日中の歯ぎしりを減少させることで睡眠時の歯ぎしりを抑制することができたという報告に着目し,日中の歯ぎしり抑制により睡眠時の歯ぎしりおよび睡眠時無呼吸低呼吸発作を減少させることができるか検討した。 睡眠時無呼吸低呼吸指数が5以上の睡眠時無呼吸症候群患者群および健常者群を対象とし,計測は左側咬筋部に貼付した表面筋電図電極による日中・睡眠時の筋活動計測および睡眠時の睡眠時無呼吸低呼吸計測とし,1回目の計測後1週間の日中の歯ぎしり抑制指導を行った後に2回目の計測を行った。 日中の歯ぎしり抑制指導により,睡眠時無呼吸症候群患者群,健常者群ともに日中の歯ぎしりおよび睡眠時無呼吸低呼吸発作の発生回数は有意に減少した。一方で,睡眠時の歯ぎしりには有意な変化は認められなかった。 本研究結果から,睡眠時無呼吸低呼吸発作が睡眠時の歯ぎしりは関連性がない可能性が示唆された。また,日中の歯ぎしり抑制により日中の歯ぎしりは減少させることができることが示された。さらに,日中の歯ぎしりの発生が睡眠時無呼吸低呼吸発作の発生に影響を与える可能性が示唆された。
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