2016 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
16K20516
|
Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
山口 菊江 昭和大学, 歯学部, 助教 (40710421)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | プロタミン |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の研究計画の一部である、プラーク形成抑制効果の評価を行った。 純チタン板(50mmx50mm)にシラノペン処理後、4%プロタミン水溶液に浸漬した後に水洗乾燥したサンプルを製作し、JIS Z2801抗菌性試験を行った。コントロールとして、無処理の純チタン板とした。 C.Albicansについて24時間の試験を、E.Coliについて3時間の試験を行った。その後、菌の回収、培養し、コロニー数をカウントした。 コントロールとプロタミンコーティングしたサンプルとの有意差は認められた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究初年度のため、研究環境を整えるなど準備に時間を費やすこととなった。また、プロタミンに変わる試薬を入手し、再度実験をする必要があるため。
|
Strategy for Future Research Activity |
①プロタミンに変わる試薬を入手し、プラーク形成抑制効果の評価を行う。 ②コーティングの評価および耐久性の評価を行う。 ③生物学的安全性試験のガイドラインに従い、細胞毒性試験、遺伝毒性試験、皮膚監査試験、全身毒性試験などの安全性の評価を行う。
|
Causes of Carryover |
前記したが、研究が遅れていることもあり、人件費・謝金がかからなかったため。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
プロタミンに変わる試薬の購入と臨床評価の際のボランティアへの謝金として充てる予定である。
|