2017 Fiscal Year Research-status Report
補綴的・栄養学的介入によるオーラル・フレイルの予防効果検証とバイオマーカーの検索
Project/Area Number |
16K20523
|
Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
小島 規永 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (30469001)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | オーラルフレイル / 口腔機能低下症 / 補綴 / 唾液 / 認知症 / 低栄養 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究実施計画において平成29年度に予定していた研究協力高齢者に対して口腔機能、認知機能、栄養状態を調査した。その調査結果から、認知症の要介護高齢者における口腔機能と栄養状態の関連性や要介護状態と認知機能が口腔機能に及ぼす影響について学会報告した。それらは、介護度の重度化に伴い口腔機能・嚥下機能が低下することが認められる等これまでに論文等により報告されている傾向と同様な結果が得られている。 また、口腔機能等の調査とは別に研究協力高齢者から唾液・血液を採取し、MPO等の液性因子、そして酸化傷害をうけたタンパク質をELISA 法及びMPO活性、およびこれらによる傷害産物測定を用いて解析している。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成29年度中に研究協力高齢者の調査を終える予定であったが、調査対象者を要介護高齢者のみではなく、大学附属病院に通院している高齢者も対象とすることに変更したため、平成30年度も研究協力高齢者に対して口腔機能、認知機能、栄養状態を調査する。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度は、新たに追加した対象者(大学附属病院に通院している高齢者)に対して口腔機能、認知機能、栄養状態を調査する。 追加された研究協力者から得られた唾液サンプルとこれまで採取したサンプルを用いてMPO等の液性因子、そして酸化傷害をうけたタンパク質をELISA 法及びMPO活性、およびこれらによる傷害産物測定を用いて解析する予定である。
|
Causes of Carryover |
理由:研究協力者の調査、解析を行っており、研究の成果発表としての学会発表、論文発表などに使用した費用 が少なかっことにより次年度使用額が生じた。 使用計画:次年度使用額については、翌年度分として請求した科研費と合わせて、追加で必要となった際の研究器具の購入、研究の成果発表とし て学会発表、論文発表などへの使用を予定している。
|