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2017 Fiscal Year Research-status Report

咀嚼時舌運動と食塊咽頭移送の関係の解明

Research Project

Project/Area Number 16K20525
Research InstitutionOsaka Dental University

Principal Investigator

覚道 昌樹  大阪歯科大学, 歯学部, 助教 (80758061)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords舌運動 / 超音波診断装置 / 超音波検査 / 嚥下内視鏡 / VE / 咀嚼 / 咀嚼開始食品
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は超音波診断装置を用いて舌運動の観察を行うと同時に,嚥下内視鏡を用いて咽頭部における食塊移送の動態観察を行い,咀嚼時舌運動と食塊咽頭移送の関連性の解明である.平成29年度は,平成28年度で行った若年の健常有歯顎者における結果を解析し,その成果を95th General Session & Exhibition of IADRにて報告を行った.
現在,被験食品としてプロセスリードを用いて,その舌運動の計測を行うにあたり,その計測の信頼性を確認するための追加実験を行っている.その結果,舌背,オトガイ舌筋およびオトガイ舌骨筋において,各計測項目の点推定値は咀嚼時と嚥下時がそれぞれ,顎下部皮膚表面から舌背までの距離が56.4 mm,65.9 mm,オトガイ舌筋の高径が36.8 mm,43.5 mm,オトガイ舌骨筋の高径が8.8 mm,11.7 mmであった.また,各測定の検者間信頼性ICC(2,3)は0.884~0.988の範囲内であった.よって,超音波画像検査を用いて摂食中の舌をリアルタイムに観察することで,舌背だけでなく,オトガイ舌筋およびオトガイ舌骨筋も観察できることが示された.また,それらの計測の検者間信頼性は高いことが示された.本追加実験の成果発表は96th General Session & Exhibition of IADRおよび第24回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会にて発表予定である.
さらに,今年度は当初の計画通り数名の高齢者を対象とした同様の追加実験を行う予定である.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

追加実験のための高齢者の被験者の確保にやや時間を要している.その他は特に目立った問題はない.

Strategy for Future Research Activity

引続き高齢者を対象として追加実験を行っていく予定である.
下顎運動計測機器と超音波検査で下顎と舌の咀嚼運動を別に計測した実験系の結果も踏まえて,本研究の成果報告を本年度に行っていく予定である.

Causes of Carryover

(理由)
研究成果発表を2017年3月に開催された95th General Session & Exhibition of IADR(国際学会)で発表したため,旅費として461,444円を計上した.また,開催国米国であったため,ESTA取得が必要であったため,その経費として20,600円を計上した.本年度の消耗品の追加購入はなかった.
(使用計画)
本研究の最終年度として,学会発表,論文投稿に必要な経費として使用予定である.

URL: 

Published: 2018-12-17  

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