A study on elucidation of genetic factors for Anti-resorptive agent-related Osteonecrosis of the Jaw

2019 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 16K20570
• Research Institution: Kyoto University
• Principal Investigator: 浅井 啓太 京都大学, 医学研究科, 助教 (10646376)
• Project Period (FY): 2016-04-01 – 2020-03-31
• Keywords: 口腔外科学 / 顎骨壊死 / 骨髄炎 / 口腔外科

Outline of Annual Research Achievements

遺伝情報を用いた研究に関する倫理審査を行うと同時にanti-resprptive agents-related osteonecrosis of the jaw (ARONJ)患者の臨床研究を開始した。患者の背景情報（性別、年齢、BP使用薬剤、期間、既往歴、その他のリスクファクター、治療方法など）の調査を行った。2003年から2018年までの間に、単一の組織的レトロスペクティブ研究を設計し、316人のARONJ患者を登録した。単変量および多変量解析により、人口統計、臨床データ、手術、およびHBOのさまざまな変数の治療成績を調べた。当施設でのARONJ患者の増加傾向の理由は、デノスマブに関連する顎骨壊死（DRONJ）の新しい患者の数が増加し、ARONJ患者の多くが我々の施設に紹介され、治療目的のためのHBO治療を行った。手術は、多変量解析による治療結果に有意に効果的であったが、HBOは有意な効果は無かった。ただし、HBOは良好な結果に対する有用な補助薬と考えられた。ARONJの病因と治療法を解明するにはさらなる研究が必要と考えられた。