2017 Fiscal Year Annual Research Report
A development of Dormancy treatment for oral cancer cell using transcription factor Brachury and ID1
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16K20587
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
小林 洋輔 九州大学, 大学病院, 医員 (60636554)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | Dormancy / Brachyury / ID1 / 腺様嚢胞癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究の目的としてヒト口腔癌の組織型である扁平上皮癌とは別の唾液腺腫瘍株ACCMを使用して癌の休眠、すなわち「Dormancy」を得られるかの研究を今回は計画した。 BrachyuryとID1の発現抑制にはshort hairpin RNA (shRNA)を使用し、 1.ID1発現抑制によるACCM細胞の増殖抑制をin vitroにて確認した。既に発表の論文(Yosuke K. et al. Knockdown of the T-box transcription factor Brachyury increases sensitivity of adenoid cystic carcinoma cells to chemotherapy and radiation in vitro: implications for a new therapeutic principle. Int J Oncol. 2014 ;44(4):1107-17.)の手法を用いてTransfectionを行い、細胞増殖をMTT assayにて調査した。 2.In vivoでの実験ではアテロコラーゲンとの混合により腫瘍への局所注入も可能となった。腺様嚢胞癌は肺に転移しやすい傾向を持つため、ACCM細胞を尾静脈より注入し、肺転移巣を作った後、再度アテロコラーゲンとの混合物にてその増殖を確認した。肺転移の評価はインディアインクを摘出肺に注入し、転移巣の数をはかることで評価すると共に、別の実験系で、生存曲線を作ることを行った。実験に関してヌードマウスを使用したが、n数が少数であったため、今後も継続して研究を行っていく予定である。
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