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2018 Fiscal Year Annual Research Report

Development of the continuing education program using the characteristics of professional confidence for novice public health nurses.

Research Project

Project/Area Number 16K20725
Research InstitutionThe University of Shimane

Principal Investigator

小川 智子  島根県立大学, 看護栄養学部, 助教 (50551751)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords保健師 / 専門職としての自信 / 現任教育 / 教育プログラム
Outline of Annual Research Achievements

平成30年度は、保健師の専門職としての自信を高める現任教育プログラムを考案し、実践で働く保健師を対象にプログラムを実施して、その効果を検証した。
平成29年度までの横断研究では、保健師の専門職としての自信は、「発展的な公衆衛生看護活動」「現任教育での主体的な学習」「専門職としての根拠に基づく実践」「キャリア形成における職場環境」の4因子で構成されていることを明らかにし、自信を高めるためには、保健師が上司や同僚とともに個別事例を通して主体的に実践を省察する経験型学習が有効であることを明確にした。現任教育プログラムでは、自信を構成する4因子を包含する自信の構造化シートを開発し、A県下の経験年数10年以下の行政保健師5名を対象に、構造化シートを用いた概ね3か月間の事例検討を中心とする集合型研修を開催した。プログラムの効果は、横断研究より信頼性と妥当性を検証した専門職としての自信の評価指標の得点(最低17点~最高102点)と参加者個々の研修会での学びや気づきの自由記載内容を質的記述的に分析して検証した。
プログラム受講者の平均自信得点は、受講前70.6点、受講後69.6点、受講1か月後73.4点であった。学びの記述内容から、参加者は、プログラムを受講することによって「事例の情報と課題の整理」を行い、「公衆衛生看護技術の明確化」を図ると共に、「新たな知識の獲得」や「支援にあたっての多角的視点」を養い、更なる「実践や事例検討への意欲」につなげていることが明らかになった。質的記述的分析の結果から、本プログラムは、保健師の実践力につながる効果が得られていることが示唆された。しかし、専門職としての自信への効果を検証するためには、研究対象者の拡大が必要であるとともに、研修会の開催時期や方法、回数など、保健師が参加しやすい現任教育プログラムの検討が必要である。

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Published: 2019-12-27  

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