2017 Fiscal Year Research-status Report
新人看護師の学習意欲に影響を与える因子に関する縦断的調査
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16K20740
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Research Institution | Tenri Health Care University |
Principal Investigator |
小川 朋子 天理医療大学, 医療学部, 助教 (70772903)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 看護教育 / 学習意欲 / 新人看護師 / motivation / demotivation |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、新人看護師の学習意欲に影響を与える因子を3回にわたって調査することで、新人看護師の学習意欲の全体的な理解をはかると共に、新人看護師の学習意欲に影響を与える因子の経時的変化についても示唆を得ることを目的としている。 2年目となる今年度は、研究協力の得られた25施設で働く新人看護師に対して、5月下旬(1次調査)・10月下旬(2次調査)、3月下旬(3次調査)にアンケート調査を行い、1次調査では216名、2次調査では154名、3次調査では104名から回答を得た。 1次・2次調査のデータについては、属性(性別、社会人経験の有無、最終学歴、希望の配属先であったか否か)による「平均的な学習意欲」「学習意欲が上がった頻度」「学習意欲が下がった頻度」の差などを分析した。現在は、「学習意欲が上がった要因」「学習意欲が下がった要因」のテキストデータの分析をText Mining Studioを使って進めており、出現頻度の高い要因の特定や、出現頻度の高い要因と属性との関係性などについて示唆を得られるよう、ユーザ辞書や類語辞書の追加・修正を行っている。 今後、3次調査のデータについても入力・分析を行う。また1~3次調査データの変化をText Mining Studioで分析することで、新人看護師の学習意欲に影響を与える因子の経時的変化についても示唆を得たいと考えている。分析の終了後は、論文作成に着手する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2年目の計画も全て予定通りに終えた。
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Strategy for Future Research Activity |
1・2次調査データの「学習意欲が上がった要因」「学習意欲が下がった要因」のテキストデータの分析を終了する。また、3次調査のデータについても入力・分析を行い、論文作成に着手する予定である。
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Causes of Carryover |
Text Mining Studioソフトを購入予定だったが、研究施設が管理しているものを借用することができたため、大幅に経費を削減できた。また、予定よりもアンケート調査配布数や回収数が少なかったため、印刷代や郵送費、データ入力費が抑えられた。くわえて、3次調査の回収がH30年度にまたがったため、3次調査分のアンケート回収郵送費やデータ入力費が次年度に持ち越しとなった。
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