2019 Fiscal Year Annual Research Report
Effectiveness of a Comprehensive Resource-Building Approach in the Prevention of Readmission for Patients with Heart Failure
Project/Area Number |
16K20774
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
北村 幸恵 順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (10773731)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 初回心不全 / 再入院予防 / 自己管理行動 / 継続介入 / 急性増悪予防 / 慢性心不全 / 療養行動変容 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019度は初回入院患者に対して外来で行う心不全増悪予防の患者教育により、身体機能QOL・精神健康状態および患者の半年後対処行動に差異を生ずるかを明らかにした。研究方法は、外来時の看護師による健康教育継続看護介入群(A群とする)と通常診察群(B群とする)の2群比較試験である。対象者はA群8名、B群5名である。半年後の身体機能、SF12、GHQ-12、セルフマネジメントに対する反応についての両群インタビュー調査を実施した。結果; 6か月後のインタビュー調査による両群の質的評価では、A群では8名のデータを分析し、136コード、14サブカテゴリー、4コードを抽出した。【心不全の増悪の有無を身体症状の変化や客観的数値や症状からアセスメントする】、【心不全の増悪予防に必要なセルフマネジメントを評価し自己の日常生活に組み込む】、【ストレスをコントロールして自分らしい生き方を大切にする】、【心不全増悪予防のために周囲の協力を得る】が語られた。B群では、5名のデータを分析し、100コード、17サブカテゴリー、5カテゴリーが抽出された。【心不全における身体症状の変化を客観的数値からアセスメントする】、【身体症状をアセスメントし自己の体調にあった活動内容にする】、【自分らしい生きがいを大切にする】、【療養上の対処方法をとることが出来ず、不安や気がかりごとが増す】、【体調を自己判断で考え良いと思うことを遂行する】が語られた。身体機能およびSF12,GHQ12のベースラインと6か月後の変化は今後統計学的に分析24thEAFONS20121で発表予定である。
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