2016 Fiscal Year Research-status Report
PICU入院児との面会がきょうだいに及ぼす影響:きょうだいへの適切な働きかけ
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16K20803
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
西名 諒平 慶應義塾大学, 看護医療学部(信濃町), 助教 (70770577)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 小児集中治療室 / 家族への援助 / きょうだい支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
当研究のベースとなった、交付申請以前に実施したPICU入院児ときょうだいの面会に関する研究のデータ分析と考察を深め、小児集中治療に携わる医療者が集まる学会で、早期からきょうだいの面会を重ねて看取りを迎えた事例について発表、PICUにおけるきょうだいの面会に関する検討の重要性を伝え、研究協力者のリクルートを行った。また、同研究全体の論文を査読審査のある学会誌に投稿中である。現在、査読結果を受けて修正のやりとりをしている途中であるが、論文が受理された場合には、同論文も用いて本研究の意義を発信し、今後の研究協力者のリクルートに活用したいと考えている。 当研究の進捗状況としては、所属施設の倫理審査委員会に研究計画を提出し、承認を受けた。以前の研究では、面会場面の観察と両親へのインタビューによるデータ収集を実施したが、今回は看護師へのインタビューも収集するデータに追加して申請した。H29年1月からPICU入院児ときょうだいの面会に関わった体験を持つ看護師へのインタビューを開始した。看護師がどの様に家族の状況を捉え、きょうだいの面会を行っているのか、看護師は面会の場で、どのようにきょうだいの様子を捉え、きょうだいに働きかけているのかについて、看護師自身の視点でのデータを加えることで、より詳細に減少を捉えたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究倫理審査、および研究協力者の獲得に時間を要し、データ収集の開始時期が想定よりも遅くなってしまった。その結果、収集できたデータの量も、看護師へのインタビュー2件に留まっている。 一方で、当研究の前身である研究論文を仕上げ、投稿することができた。現在、査読審査が継続中であるが、受理を目指し、今後の研究活動推進に活用したいと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
当研究の前身にあたる研究では、両親へのインタビューは実施したが、看護師へのインタビューを実施していなかった。A総合病院PICUの看護師へのインタビューを継続することにくわえて、現在、B小児病院PICUの看護師へのインタビューを検討している。 また、PICU入院児ときょうだいが面会する場面の観察データの収集も開始したいと考えている。1施設あたりの実施頻度が少ないため、複数の施設で機会を得ることができるように協力者の獲得に取り組んでいく予定である。
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Causes of Carryover |
倫理審査と研究協力者の獲得に時間を要したため、データ収集の開始が想定より遅れ、データ収集期間が短かったため、謝金による支出が少なかった。くわえて、研究協力施設について、中部や関西の施設も検討していたが、今年度にデータ収集を開始することができた施設は近郊であったこともあり、データ収集活動に伴う旅費も低コストであった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度は、本格的にデータ収集活動を行っていきたいと考えており、研究に協力いただいた方への謝金としての支出が増えることを見込んでいる。くわえて、環境の異なる複数の施設でのデータ収集を目指しており、遠方の施設も視野に入れて、新たな研究協力施設を獲得したいと考えている。
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Research Products
(1 results)