2018 Fiscal Year Research-status Report
PICU入院児との面会がきょうだいに及ぼす影響:きょうだいへの適切な働きかけ
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16K20803
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
西名 諒平 慶應義塾大学, 看護医療学部(信濃町), 助教 (70770577)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 小児集中治療室 / 家族への援助 / きょうだい支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
PICU入院児ときょうだいが面会する場で、医療者がどのようにきょうだいや両親の状況を捉えて支援しているのかを把握するために、医療者へのインタビューを継続している。現在までに、5施設で8名の看護師と3名のChild Life Specialistにインタビュー実施、順次分析を行っている。 また、より多角的に現象を捉えるために、並行してきょうだいが面会する場面の参加観察と、両親へのインタビューも実施、3日間の参加観察と、2名の両親へのインタビューを実施した。 2019年度は、これまでに収集したデータの分析をまとめ、論文投稿を計画している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初、データ収集の開始に時間を要したが、2018年度の後半は徐々にデータ収集が軌道にのり、医療者のインタビュー以外に、参加観察や両親へのインタビューの機会も得ることができ、論文化に向けて必要な最低限のデータ量は確保することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2018年度は、医療者へのインタビューを中心に行いながら、参加観察や両親へのインタビューも開始した。 2019年度も、引き続き多角的にデータ収集を行うとともに、収集したデータの分析に重点をおき、論文投稿をおこないたいと考えている。
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Causes of Carryover |
当初計画では、関西の施設でのデータ収集も想定していたが、実績としては、日帰りで対応可能な関東近郊施設でのデータ収集が中心となっており、データ収集にかかる単価が抑えられているため。
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