2019 Fiscal Year Research-status Report
生体臓器移植レシピエント・ドナーのアドヒアランスに関する研究
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16K20816
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
田村 裕子 三重大学, 医学系研究科, 助教 (30746722)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 臓器移植 / 精神状態 / Quality of Life |
Outline of Annual Research Achievements |
一昨昨年度より、性格検査はTEGⅡ・YG性格検査、心理検査はPOMS、QOLはSF-36v2を用いて継続的に調査を実施した。 今年度も縦断的なデータ収集期間として、生体臓器移植決定時レシピエント・ドナーに対して研究内容について書面にて説明し、同意書取得後調査を開始するとともに、昨年度までに同意の得られている生体臓器移植後レシピエント・ドナーに対して継続的に調査を実施し、データ分析の準備を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
一昨昨年度より、性格検査はTEGⅡ・YG性格検査、心理検査はPOMSを用いて調査を行った。また、QOLは、調査対象者への負担や、今後の統計解析を考慮し、SF-36v2を用いて継続的に調査を実施した。 また、上記の調査時期について対象者の検査や、外来受診日を考慮し、対象者への負担が少ない時期として、術前、入院中~2か月、6か月、1年、2年に調査を行った。なお、性格検査については、術前、術後1年に行った。 本研究は三重大学院医学系研究科・医学部研究倫理審査委員会の承認を得て実施している。一昨昨年度より引き続き、生体臓器移植決定時レシピエント・ドナーに対して研究内容について書面にて説明し、同意書を取得後調査を実施した。
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Strategy for Future Research Activity |
生体臓器移植レシピエント・ドナーに対して、患者の負担を考慮した上で、適切な時期を医療従事者と相談し調査を実施した。今後は、一昨昨年度から実施した横断的調査の結果の解析を継続していく必要がある。
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Causes of Carryover |
(理由):2019年度においては、学会への参加が少なく、調査研究旅費の使用が想定よりも少なかった為。 (使用計画):学会参加や学会発表を行うために使用予定である。 また、必要なデータの保存・解析のためのメディア等の購入、調査を行うための質問紙の購入、調査を実施するための印刷用紙・インクなどを購入する。
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