2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of the Educational and Consulting Program for Nurses in dementia care
Project/Area Number |
16K20829
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
中筋 美子 兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (10733454)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 認知症 / 看護実践 / 看護の質向上 / 高齢者 / 看護師 / 教育プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は「認知症看護実践力向上のための教育・相談援助プログラム」を開発することを目的に実施した。平成28年度は認知症看護実践力向上のための教育・相談援助プログラム案(以下、プログラム)を作成し、平成29年度および平成30年度にはプログラムを用いた教育・相談援助を実践し、平成30年度はプログラムの妥当性評価を行った。 平成30年度はまず前年度に続き、医療機関2施設目においてプログラムを用いた教育・相談援助の実践及びデータ収集を行った。本プログラムは集合研修と個別相談で構成される。集合研修1回(1回あたり約60~75分)と個別相談1回(1回あたり約60~75分)を1組として、1か月に1回の頻度で計5回実施するものである。看護師9名(女性9名、看護師経験年数5年以上~20年未満)から研究協力を得て実施し、プログラム最終回終了後、研究協力者へ聞き取り調査を行った。 医療機関計2施設にて収集したデータについて、内容分析法を用いて分析を行った。その結果、本プログラムを受けた看護師が自身の変化を通して動機づけられているという良好な結果が得られた。このことからプログラムに一定の有用性が確認できたと考えている。しかし、認知症をもつ当事者のニーズ発見にとどまらず、そのニーズに応える力を養う必要があるという課題も明らかとなった。今後、この点を強化することによって、認知症看護実践力向上につながるプログラムとして発展が期待できると考える。
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Research Products
(1 results)