2018 Fiscal Year Research-status Report
在日外国人の精神的健康とストレス対処行動に関する研究
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16K20852
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
増田 郁美 浜松医科大学, 医学部, 助教 (80771667)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 在日外国人 / 精神的健康 / メンタルヘルス / ストレス対処行動 |
Outline of Annual Research Achievements |
一年間、産休・育休のため中断していたので、進捗なし。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
一年間、産休・育休のため中断していたので、進捗なし。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度は、在日外国人が抱える精神的健康に関する問題と要因およびストレス対処行動について明らかにすることを目的とし、文献レビューを行う。 2020年度は、地域に住む在日外国人が抱える精神的健康に関する問題とその要因および「地域で生活する在日外国人」がストレスにどのように対処しながら生活しているかについて、その特徴や傾向について明らかにする。静岡市で年1回行われる「外国人のための無料健康相談と検診会」(以下「外国人検診会」)を受診したすべての外国人を対象に質問紙調査を行い、コーピング尺度を用い「問題焦点型」「情動焦点型」「回避・逃避型」のうち対象者がどの型に当てはまるのか判定し、それぞれの型における精神状態の不調者(K6得点、カットオフ点=5点)の割合、実際のストレス対処行動との関連を分析する。 2021年度は、「外国人検診会」を受診した在日外国人で、質問紙調査により個別面接に同意の意思表示をしていただいた方を対象に面接を行い、より具体的な事例を通してメンタルヘルスの状態把握が可能となる調査をする。面接内容の逐語訳をデータとしてrippendorff,k.(1989)の内容分析の手法を参考にデータを帰納的に分析し、対象者の生活環境、生活パターン、対人関係、所属、文化的背景など多方面からストレス要因を明らかにする。またストレス対処の方法について分析し、ストレス要因とストレス対処行動との関連について明らかにする。
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Causes of Carryover |
一年間、産休・育休を取得のため支出実績なし。次年度は研究を再開し、助成金をボイスレコーダーなどの備品の購入や消耗品費、旅費、文献複写費等に使用する予定である。
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