2018 Fiscal Year Research-status Report
地域包括支援センター保健師等の事例分析の視点を用いた高齢者見守り活動モデルの構築
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16K20860
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Research Institution | Yokkaichi Nursing and Medical Care University |
Principal Investigator |
多次 淳一郎 四日市看護医療大学, 看護学部, 講師 (60632205)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 民生委員 / 高齢者見守り / 地域包括支援センター / 保健師 |
Outline of Annual Research Achievements |
30年度は前年度に実施した質問紙調査の結果をもとに、「定期的に受診する医療機関の有無」「口腔内の衛生・機能状態」に焦点を絞り、民生委員が見守り活動で把握した高齢者について、地域包括支援センター(以下、地域包括)に情報提供する判断指標案を作成し、それを用いて試行的にA県内の1地区民生委員児童委員協議会(以下、協議会)の場で、研修会を試行的に実施した。参加者のアンケート評価、地域包括職員の聞き取り評価をもとに、指標・研修会のプログラムについて修正を行った。 29年度に協力の了承を得た、A県内の2か所の地域包括を介して、それぞれが連携している協議会の定例会に複数回参加し、関係性の構築を図るとともに、各地区の特性について地域包括・協議会役員から聞き取りを行い、指標とそれを用いた研修プログラムの改良を図った。 その後、下半期に指標を用いた研修会を実施し、評価する計画であったが、申請者が体調不良となったため、年度内の実施ができなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
30年度は、申請者が所属機関を移り、教育用務が増加したことで研究時間の確保が困難であったことに加え、下半期、申請者の体調不良(眼科系疾患による視力の一時的な低下)で計画通り実施することができなたったため。
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Strategy for Future Research Activity |
31年(2019年)度は11月に民生委員の改選があるため、年度内に委員を対象とした研修の実施・評価をすることが困難である。 計画を見直し、研究計画を1年延長することを視野に、12月以降に着任する新規委員を対象とした研修を年度内または2020年度当初に実施予定である。その間の時間を用い、今年度前半に保健師以外の地域包括職員やその他の医療職を対象に、作成した指標の内容妥当性および研修内容の検証と改善を図る。
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Causes of Carryover |
【次年度使用額が生じた理由】 申請者の体調不良があり、30年度下半期に計画していたフィールドワーク(研修会の開催)と効果評価を目的とした調査が実施できなかったため。 【使用計画】 2019年度(11月)に民生委員が改選となるため、当初の計画を1年延長し、新たな委員を対象とした介入・効果評価を行う計画に修正した。そのため2019年度は①作成した指標と研修会内容について再検討し、確定させるための調査(インタビューを予定)のために使用する。またフィールドとなる地区との調整によっては年度内に②研修会の開催と効果評価を目的とした調査のために使用する。
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Research Products
(1 results)