2019 Fiscal Year Annual Research Report
Sample book of abstract forms for Inspiring the idea -2
Project/Area Number |
16K20937
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
上浦 佑太 筑波大学, 芸術系, 助教 (50633187)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 立体構成 / 造形発想 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に引き続き、これまでに収集した図録や記録写真をもとにして立体造形の等角図によるモデル化を進めた。制作したサンプルデータをキーワードに沿って仕分けし、試しに画面上に配置して一覧で確認しつつ、実際の有用性を検討した。複数のキーワードに対応する特徴を持つ作品も存在するため、モデルごとのタグづけ作業も引き続き行った。今後はwebサイトを構築して一般公開するところまでを目標とする。キーワードによる絞り込みによってユーザーが自由に共通の特徴を持つモデルを閲覧できる状況まで整備する予定である。本研究はwebサイト構築のための資料収集および整理の期間として大いに役立った。なお、実際に創作の現場で効果的に発想を喚起するコンテンツとして活用できるようにするためには、モデルの表現方法も十分に検討する必要がある。陰影をつけずに線描で描くか、あるいは面的に陰影で表現するか、モデルどうしの隙間や表示の大きさ、並べ方などについても多様な選択肢がある。モデル個々の形の把握や発想の喚起に適した形がどのような表現方法なのか、あらゆる面から十分に検証した上で公開することが望ましい。直感的に使いやすいユーザーインターフェースについても十分な検討が必要である。このように公開前に検討すべきことがまだ多数あり、有用な見本帳の実現にはまだ課題も残っている。その点をクリアできるよう、引き続きwebサイトの公開に向けて準備を進めてゆく予定である。
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