2016 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
16K20984
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
齊藤 良子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任講師 (50727055)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 外国語教育 / 外国語学習動機 / 日本語教育 / 韓国語教育 / 中国語教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は日本の韓国語学習者及び中国語学習者、韓国及び中国、台湾の日本語学習者それぞれの言語学習経験が学習者に与える影響を明らかにすることを目的としている。従来の研究では、学習者の態度(動機・ビリーフ・ストラテジー等)や外的要因がどのように学習に影響するかについての研究が中心であった。しかし、代表者の韓国語学習者を対象とした小規模調査をもとにした研究から、語学学習経験も学習者に影響を与えていることが明らかにされている。本研究では、研究対象を韓国語学習者から日本語学習者、中国語学習者に広げ、外国語学習の与える影響について大規模調査を実施し、明らかにするものである。そのため本研究が外国語教育分野の研究の発展に貢献しているという意味で重要であるといえるだろう。本研究では学習の影響を明らかにするために、アンケート調査を実施する。調査内容は目標言語使用地域、母語話者、目標言語そのものに対するイメージ調査と学習動機調査である。平成28年度は主に韓国での調査と日本での調査準備を行った。韓国では日本語学習者を対象に3つの大学で400人以上に対して調査を実施した。調査時期は平成28年12月、平成29年1月、平成29年3月であり、計3回調査を実施した。12月と1月の調査は韓国の大学で開講された日本語の集中講義の始めと最後に調査を実施し短期学習の影響をみた。また、3月は韓国における年度始まりであるため、長期学習開始時についての調査となる。平成29年度には今回の調査の分析を行い、研究成果の発表を行っていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成28年度は韓国で日本語学習者を対象に3度の調査を実施した。また、平成29年度に日本で韓国語学習者、中国語学習者を対象として行う調査準備を進めた。調査準備、調査実施は概ね順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年は、平成28年度に行った韓国での調査の分析、日本と中国での調査準備と実施を行う。概ね計画所通りである
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Causes of Carryover |
調査準備の関係で、日本、台湾での調査を平成29年度に繰り越した。そのため調査のための旅費、翻訳謝金、印刷代等が当初の計画よりもかからなかったため差額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成29年度は日本、韓国、台湾での調査のための旅費、調査準備のための翻訳謝金、入力を依頼するための謝金、印刷代等として使用する。
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Research Products
(1 results)