2016 Fiscal Year Research-status Report
IoTを支える高信頼組込みシステム向けセキュリティ脅威分析支援システム
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16K21097
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
松原 豊 名古屋大学, 情報科学研究科, 助教 (30547500)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 組込みシステム / セキュリティ |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は,当初の予定通り,研究代表者らが開発したHAZOPベースの安全分析手法(文献[10],2013)とセキュリティ脅威分析手法(文献[4],2015)を基に,組込みシステムを対象とした脅威分析手法の検討(サブテーマ1)を進めることができた。その結果,査読付き研究発表1件を実施した。 加えて,組込みシステムにおけるセキュリティの脆弱性評価手法の開発(サブテーマ2)に向けて,既存の脆弱性評価手法の調査,及び既存の組込みシステム(Internet of Things)機器)を対象として,脆弱性の調査を実施することができた。その結果,査読無し研究会発表1件(現在,国際会議に投稿中)を実施した。 最後に,本研究の目標である脅威分析支援システムのプロトタイプ開発(サブテーマ3)のための,ツール評価・初期試作として,Microsoft Threat Modeling Tool 2016 を使用したプロトタイプの構築を試みた。その結果,いくつかの改善点や課題が見つかり,今後の研究に活かすこととした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り,順調に進展している。研究チームに加わった大学院生の数が当初想定していた人数よりも多かったため,今後,さらに研究の進展,研究発表を実施できるものと期待している。
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Strategy for Future Research Activity |
現状の方策で問題なく進められるものと考えている。
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Causes of Carryover |
次年度使用額(B-A)は,17,595円であり,ほぼ予算の執行ができた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
現状の計画から変更は不要と考えている。
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Remarks |
研究代表者のウェブサイト
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