2018 Fiscal Year Annual Research Report
The assessment of knee osteoarthritis using gagCEST imaging
Project/Area Number |
16K21223
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
和田 達弘 九州大学, 大学病院, 診療放射線技師 (60444832)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 磁気共鳴医学 |
Outline of Annual Research Achievements |
膝関節が変性するとグリコサミノグリカンが減少し,膝関節軟骨の水分量が減少することが知られている.従来の膝関節軟骨変性の定量評価法であるT2mapは水分量を反映しているのに対して,今研究で開発を目標としているgagCESTイメージングはグリコサミノグリカンの濃度を直接反映しているという違いがある.したがって,膝関節のgagCESTイメージングの信号強度とT2mapの信号強度は負の相関があると考えられる.そこで,今年度は膝関節のgagCESTイメージングとT2mapの比較検討を行った. GagCESTイメージングは昨年度に最適なパラメータ検討の結果よりmulti-shot TSE法を用いた.飽和パルスの印加時間は0.8μTと統一した.飽和パルスの印加時間によりgagCESTイメージングの信号強度が変化するため,飽和パルスの印加時間を0.5,1.0,1.5および2.0秒と変化させた.また,T2mapを撮像した.得られたgagCESTイメージングの信号強度とT2mapで得られるT2値の相関を求めた. それぞれの飽和パルスの印加時間とT2値との相関係数は,r=-0.72(0.5秒),r=-0.48(1.0秒),r=-0.43(1.5秒)およびr=-0.46(2.0秒)となり,すべての飽和パルスの印加時間において負の相関が得られた. 昨年度の検討においてgagCESTイメージングの信号強度は飽和パルスの印加時間が1.0秒の時が最も大きくなったことを考慮し,膝関節のイメージングの飽和パルスの印加時間は1.0秒が最適であると考える.
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Research Products
(4 results)