2018 Fiscal Year Research-status Report
ゲル線量計評価用CCDタイプ光CT構築と粒子線量測定
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16K21257
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Research Institution | Gunma Prefectural College of Health Sciences |
Principal Investigator |
川村 拓 群馬県立県民健康科学大学, 診療放射線学部, 助教 (80424050)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ポリマーゲル線量計 / 光断層装置 / 2次元画像 / 画像再構成 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度はCCDタイプ光CTシステムの構築と測定を行った。CCDタイプ光CTシステムは前年度までに準備・調達した部品を組み立て装置を作製し、データ収集ソフトウエアを実装した。放射線照射実験については放射線医学総合研究所における重粒子線がん治療装置HIMACを使用してポリマーゲルサンプルに対して炭素ビームを照射し、照射後のサンプルを構築した光CTシステムで読み取りを行い線量評価を行った。 線量応答性試験では炭素線の吸収線量に応じた反応を見せた。しかしながら比較のために行った同一サンプルによるMRI線量評価試験の結果と比較すると吸収線量と読み取りの直線性や近似直線の相関係数に差がみられた。同一ゲルサンプルに対する光CTとMRIでの測定結果の差異については、入射光であるレーザーのポリマーゲルサンプル容器・本体での屈折・散乱の影響によるものと考察した。 続いて線量応答性試験で使用したゲルサンプルより容量が大きいサンプルを用意し、HIMACにてブラッグピークの形状が観察でできるような条件で照射し、光学CTで読み取り及び線量評価を実施した。光CTにて得られた投影データから画像再構成を行い2次元画像として表示させることができ、本研究成果としてブラッグピークの位置を特定することが可能となった。また再構成した画像より炭素ビーム照射中心の深部線量プロファイルを取り出し、照射時の測定データと比較した。ビーム中心軸のブラッグピーク/プラトー比がゲル線量計と測定データとの間に差がみられた。2次元画像からはブラッグピークの位置を把握できたものの、ブラッグピークの線量寄与の測定結果には課題が見られた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究では粒子線線量測定をテーマにしており、主に粒子線施設での測定が必須である。共同利用研究課題の採択状況に研究の進捗が依存するが、研究計画期間にゲル線量計に粒子線照射し、その結果を構築した光学CTで読み取ることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
構築できたCCDタイプ光学CTを用いて基礎実験を行いつつ、基本的なデータ蓄積を目指す。また、粒子線施設での照射実験が可能となれば更なる実験を行い研究を進める予定でいる。
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Causes of Carryover |
転職による勤務先変更のため研究環境が変化し、実験のうちの一部が当初予定まで到達していない。次年度に前年度実施できなかった研究課題の残りを実施する予定であり、その費用として使用予定でいる。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Investigation of Temperature Dependence of Polymer Gels for Use with Scanning Magnetic Resonance Imaging.2018
Author(s)
H Kawamura, K Shinoda, H Fuse, T Takanashi, Y Shimada, Y Ishimori, M Monma, K Miyamoto, H Sato, T Fujisaki, T Sakae, A Matsumura
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Journal Title
International Journal of Medical Physics, Clinical Engineering and Radiation Oncology
Volume: 7
Pages: 261-272
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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