『時々入院、ほぼ在宅』を担う病院と地域の看護師が有する能力の探求

2016 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 16K21258
• Research Institution: Saitama Prefectural University
• Principal Investigator: 畔上 光代 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (40644472)
• Project Period (FY): 2016-04-01 – 2019-03-31
• Keywords: 連携・協働 / 看護職間連携

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、地域包括ケアシステムにおける地域性を踏まえて『時々入院、ほぼ在宅』を担う病院と地域の看護師が多機関間同職種連携をするために必要な能力を明らかにすることである。今年度は、応募者が行った先行研究で明らかになった訪問看護師の専門職連携実践力リストの再検討と、病院と在宅の連携に関する研究について看護師同士だけでなく、医師、リハビリ職、介護支援専門員など多職種の連携・協働の文献を収集し、病院と在宅の連携・協働における問題や課題を地域性や職種の専門性の違いなどの視点から分類し、相違点や共通点の分析を行った。分析結果から、インタビュー調査に用いるインタビューガイドの質問項目を検討した。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

インタビュー調査のための項目検討に時間を要し、調査の実施が遅れている。

Strategy for Future Research Activity

様々な職場で働く看護職にインタビュー調査を行い、看護職間連携の現状や課題を明らかにしていく。

Causes of Carryover

研究計画の実施が遅れているため、助成金の使用も遅れている。

Expenditure Plan for Carryover Budget

今年度はインタビュー調査を行うための実施費用に使用する。また、本研究は様々な職場で働く看護職を対象とするため、データ収集や分析の適切性を確認するためにも当該分野の専門職にスーパービジョンを受ける必要があり、その費用としても使用する。