2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development and Publication of Animation Teaching Materials to Learn Appropriate Communication in SNSs
Project/Area Number |
16K21344
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Research Institution | Kyoei University |
Principal Investigator |
伊藤 大河 共栄大学, 国際経営学部, 講師 (40735073)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | SNS / コミュニケーション / アニメーション教材 / 情報モラル / インターネット / 動画教材 / 情報リテラシー / ネットワーク |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度制作したアニメーション教材「SNSを上手に使おう」シリーズのうち、意識せずにインターネット選挙運動に該当する場合がある可能性や選挙に関するSNSでの注意事項をまとめた『選挙運動編』を用いて高等学校において授業実践を実施した結果、選挙に関する興味やインターネット選挙運動に関する知識についての事前・事後調査に有意差が認められ,関心の低いインターネット選挙運動に関する学習内容は,身近なSNS の話題から授業を展開することで興味を持つことが示された。 続編を制作するにあたり、現役の大学2年生に、自分や周囲の人が被害にあったり、あいそうになったことを考えさせ、中学生や高校生に学習して欲しいことを検討させたところ、SNSによるチケットの購入と見知らぬメールやインターネットで目にする架空請求の2点に絞られた。そこで、本年度はアニメーション教材「SNSを上手に使おう」シリーズとして、SNSでチケットの取引をすると、お金を振り込んでもチケットが届かない詐欺にあう可能性を示す『チケット購入編』、見知らぬ相手からのメールに書かれたリンクをクリックすると請求画面が表示され、お金を振り込んでしまう可能性があるので注意を促す『架空請求編』の2作品を制作した。 昨年度から制作したアニメーション教材「SNSを上手に使おう」シリーズについて、2017年10月に「第5回アニ玉祭」(主催:アニ玉祭実行委員会-公益財団法人埼玉県産業文化センター・埼玉県ほか)に出展し、会場内で常時上映したほか、チラシを作成して配布するなどの方法で広く一般に公開した。また、アニメーション教材「SNSを上手に使おう」シリーズを活用した授業の略案を作成し、現役の教員が活用できるようにした。開発したアニメーション教材と略案は準備ができ次第、順次Webにて無償公開する。
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