2016 Fiscal Year Research-status Report
縦断的調査による在日コリアンに対するレイシズムの規定因の解明
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16K21443
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
高 史明 神奈川大学, 人間科学部, 非常勤講師 (90594276)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | レイシズム / 人種・民族偏見 / 人種・民族差別 / 在日コリアン / 在日韓国・朝鮮人 / インターネット / メディア / マイノリティとの接触 |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年度には、新規に調査を実施する前段階として、2015年度に取得したデータの一部を再分析した。これらは、インターネットの使用傾向と在日コリアン(日本に居住する韓国・朝鮮人)に対するレイシズム(人種・民族偏見)の関係に関わるものと、在日コリアンとの交流経験とレイシズムの関係に関わるものとである。また両者の間を媒介する可能性のある要因についても明らかにすることができた。この結果を踏まえて、申請書に記載した2つの縦断研究の計画について軽微な調整を行った(具体的には、独立変数として測定する指標の微修正や、媒介変数として測定する項目の取捨選択などを行った)。また、分析結果を学会等において公表した。 これらを踏まえて、縦断研究の第一波の調査を完了した。 科学研究費は主に、オンライン調査会社に委託してのアンケート調査の実施のための費用に用いられたが、このほかに、過去に取得したデータを今回の研究のために再分析し計画を調整するための資料費にも用いられた。 当初2016年度に予定していた計画は無事遂行できており、2017年度中に計画していた第二波の調査の実施を待つ段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
申請段階で計画していた2つの縦断調査の、初年度に予定していた第一波の調査を無事終了した。実施の時期が若干後方にずれ込んだが、想定の範囲内であり、2年間の交付期間中に計画を完遂できる見込みである。
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Strategy for Future Research Activity |
初年度に第一波を終えた2つの縦断研究について、2年目の計画どおり、第二波の調査を実施する予定である。 第二波まで含めた研究全体の結果の公表はやや遅れるが、過去の研究の追試部分となる第一波までの結果については、当初の計画通り2年目に公表を進める。
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Causes of Carryover |
オンライン調査の委託費用と物品費(主に書籍購入費)が計画よりも低価格に収まった。旅費については、計画をわずかに上回った。その結果、合計の使用額は計画を下回った。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度については、計画していたオンライン調査の実施に加え、研究成果の公表のための取り組みに使用する予定である。交付額は申請額を下回るものであったため、初年度からの繰越額を有効に活用したい。
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Research Products
(6 results)