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2021 Fiscal Year Annual Research Report

Examining Social Factor of Armed Conflict: Chieftancy and Urban Youth in Sierra Leone

Research Project

Project/Area Number 16K21483
Research InstitutionKindai University

Principal Investigator

岡野 英之  近畿大学, 総合社会学部, 准教授 (10755466)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2022-03-31
Keywordsシエラレオネ / 首長層 / コミュニティ / エボラ出血熱 / ガバナンス
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、シエラレオネ内戦の社会的な要因とされている首長層、および、都市若年層の紛争後の変化を追うことである。最終年度である2021年度は、最終成果である書籍の出版作業にあたり、2022年2月22日にナカニシヤ出版から『西アフリカ・エボラ危機――最貧国シエラレオネの経験』として上梓することができた。そもそも本プロジェクトでは、2017年・2018年に集中的にフィールドワークを行う一方、そのデータを補強するための文献渉猟を2019年以降に実施した。こうした調査を踏まえて再度、補足調査を実施する予定であったものの、コロナ禍によって実現不可能により、2年の研究プロジェクト延長をしたものの、さらなる現地調査は不可能でと考え、2020年後半から本書の執筆にあたった次第である。本書は「西アフリカ・エボラ危機」はタイトルではあるものの、本研究プロジェクトの内容には合致した内容となっている。ちょうど本プロジェクト期間中はエボラ出血熱の流行(2013-2016年)が収束した後であったため、本プロジェクトの研究対象であるシエラレオネの首長層および若年層が、エボラ対策に対していかなる役割を果たしたのかを研究することになった。その研究は、おのずと紛争後の首長層、都市若年層の変化を明らかにするものであると考えたからである。その成果が本書であり、その中には内戦後の首長層や都市若年層の変化という本プロジェクトの根幹となる記述も含まれている。本書の出版をもって本プロジェクトの研究は一段落としたい。

  • Research Products

    (4 results)

All 2022 2021

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results) Book (3 results)

  • [Journal Article] コロナ禍でのタイにおける「調整」─ウイルスとの相互作用とその経時変化についての民族誌的記述─2021

    • Author(s)
      岡野英之
    • Journal Title

      タイ研究

      Volume: 21 Pages: 51-69

    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Book] 西アフリカ・エボラ危機 2013-20162022

    • Author(s)
      岡野 英之
    • Total Pages
      296
    • Publisher
      ナカニシヤ出版
    • ISBN
      4779516331
  • [Book] クルド問題 非国家主体の可能性と限界2022

    • Author(s)
      今井 宏平
    • Total Pages
      164
    • Publisher
      岩波書店
    • ISBN
      4000226460
  • [Book] かかわりあいの人類学2022

    • Author(s)
      栗本 英世、村橋 勲、伊東 未来、中川 理、加藤 敦典、賈玉龍、李俊遠、森田 良成、椿原 敦子、岡野 英之、上田 達、木村 自、早川 真悠、藤井 真一、竹村 嘉晃
    • Total Pages
      312
    • Publisher
      大阪大学出版会
    • ISBN
      4872597451

URL: 

Published: 2022-12-28  

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