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2016 Fiscal Year Research-status Report

アイヌ語言語教授法の確立ーマオリ語復興運動を参考に

Research Project

Project/Area Number 16K21510
Research InstitutionKindai University

Principal Investigator

岡崎 享恭  近畿大学, 国際学部, 准教授 (80535774)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords言語復興 / 先住民族教育
Outline of Annual Research Achievements

初年度の2016年度は、マオリ語復興におけるテ・アタアランギ教授法の成立過程、また保育園から大学までのマオリ語イマージョン教育の設立の具体的なプロセスを文献研究と現地調査をもとに分析した。ニュープリマスのプケアリキ博物館並びにパリハカで行われた言語復興学会に招待参加し、テ・アタアランギをはじめとするマオリ語教育者とアイヌ語教育者の関係性の意義を報告するとともに、アイヌ語実践者によるアイヌ語復興の取り組みに関しての発表やワークショップを行なった。本学会でのマオリ報告者からは、種々の示唆を得た。とりわけマオリ語新法草案に関わった基調講演者は、2016年に制定されたマオリ語新法に則ってマオリの部族やコミュニティ団体から選ばれた13人のマオリ代表者で作る新有識者組織に関して報告され、この組織がコミュニティレベルの言語復興に関して舵取りを行うという点で今後も注目に値する。またラグランでは、テ・アタアランギのレベル別の授業を観察し、フィールドワークを行うこができた。 さらにマオリ語イマージョン保育園やマオリ語中等教育機関でも観察や聞き取りを行なった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

初年度として、研究の一つの核であるマオリ語復興教育システム構築と現状に関して、現地調査を行い、多くの知見を得ることができた。そこで得た資料や知見をまとめる作業に時間を要しているものの、今後その成果を発表したい。

Strategy for Future Research Activity

マオリのコミュニティでの言語復興の取り組みに関して、さらに調査を続けてまとめるとともに、アイヌ語の言語編制(言語意識、言語使用、言語政策)の変遷と現状についても調査し、その成果を発表したい。

Causes of Carryover

所属機関の図書館で閲覧可能な文献や、所属機関から与えられる物品で賄えた。

Expenditure Plan for Carryover Budget

来年度以降の物品費に回したい。

URL: 

Published: 2018-01-16  

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