2020 Fiscal Year Research-status Report
歩行者条件×環境条件下における経路選択行動のモデル化と最適経路の提案手法
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16K21513
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
榊 愛 (石川愛) 摂南大学, 理工学部, 准教授 (60581311)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 歩行者 / 経路選択 / 最適歩行経路 / 経路提案 / ヘッドマウントディスプレイ / VR |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナ禍により、屋外での歩行実験実施や一般の被験者の募集ができず被験者実験の実施が困難であったため、昨年明らかとなった(1)~(3)の課題の解決に至らなかった。 (1)今年度に実施した歩行経路選択要素を分類をもとに、提案経路の評価手法を検討して評価する (2)特に安全で快適な屋外歩行が難しい夏季に着目して、最適経路提案と評価を行う (3)研究成果をまとめて発表する そこで次年度に備えて、屋内で被験者実験ができるように、全天球画像とヘッドマウントディスプレイを用いたVR歩行実験用プログラムを完成させた。またコロナ禍で外出が困難となり、全天球画像の撮影が道路上でできなかっため、屋内で撮影した全天球画像を用いて、適切な撮影間隔、撮影方法を検討して明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今年度は最終年度で、開発した手法により提案した最適歩行経路を評価するために、一般の被験者を対象に屋外の歩行空間で被験者実験を実施する予定であったが、コロナ禍のため、被験者実験を全く実施できなかった。 そのため、「(4)遅れている」と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
(1)次年度もコロナ禍で屋外における一般の被験者を用いた歩行実験が困難であることが予想されるため、被験者の年齢・属性を限定したVR歩行実験に変更して実施する。 (2)VR歩行実験への変更に伴い、VR空間にて評価できる歩行経路選択要素を選定し、実験方法・評価方法を検討する。 (3)VR歩行実験にて、最適経路と最短経路を歩行してもらい,満足度によって最適経路を評価する。 (4)評価実験の結果に基づき,本手法で構築したモデルとシステムの問題点,改善点を考察する.
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Causes of Carryover |
学会発表を行う予定が、発表できなかった。 被験者実験を行う予定がコロナ禍のため実施できなかった。次年度に安全を確保して実施して使用する予定である。
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