2020 Fiscal Year Annual Research Report
Analysis on Household Behavior using a Big Data(Fostering Joint International Research)
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16KK0051
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
宇南山 卓 京都大学, 経済研究所, 教授 (20348840)
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Project Period (FY) |
2017 – 2020
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Keywords | 家計 / 消費 / 家計簿アプリ |
Outline of Annual Research Achievements |
本課題の目的は、民間企業が提供しているアカウントアグリゲーションサービスによる自動家計簿作成サービス(以下、「家計簿アプリ」とよぶ)のデータを入手し、新たな家計収支に関わるデータの収集をすることである。その調査にかかる理論的・実務的課題解決のために、すでに2018年度から2019年度に米国コロンビア大学を訪問している。 帰国後に、海外研究協力者および協力民間企業と調整の上、詳細な調査方法の確定や、独自の調査システムの整備を進めた。その成果として、家計簿アプリの情報を自動で収集しつつ、家族構成などの情報を収集する調査システムを開発し、2020年12月より公開した。一般の、家計簿アプリのユーザーを中心に調査参加者の募集を進め、本格的な調査の開始ができた。その後も、複数の民間企業との協力し、調査への参加者の募集を進めた。調査システムを用いて、2020年度中に3回の世帯属性に関する調査も実施できている。 こうした調査を通じて構築したデータを用いた分析について、研究計画時点ではノースウエスタン大学に所属していたLorenz Kueng氏との共同研究を予定していた。2019年度には、同氏が大学を移籍したため、訪問先を移籍先のスイスにあるスイス・イタリア大学に変更し、訪問時期も2020年3月に変更していた。しかし、2019年度の訪問はコロナウイルス感染の拡大のために2020年度への延期としていた。残念ながら、2020年度においてもコロナウイルス感染拡大が止まらなかったため、イタリア訪問を断念し、オンライン等を通じて共同研究を進めた。
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[Int'l Joint Research] コロンビア大学(米国)2018
Year and Date
2018-11-01 – 2019-07-10
Country Name
U.S.A.
Counterpart Institution
コロンビア大学
Co-investigator Overseas
David Weinstein
Department
CJEB
Job Title
教授
Change Date
2020年4月1日
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