2022 Fiscal Year Annual Research Report
Experimental Evaluation and Demonstration of Massive Connect IoT with High-Efficiency Synchronous Wireless Network(Fostering Joint International Research)
Project/Area Number |
16KK0139
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
亀田 卓 広島大学, ナノデバイス研究所, 教授 (10343039)
|
Project Period (FY) |
2017 – 2022
|
Keywords | IoT / タイミング制御 / スペクトラム拡散 / 符号分割多元接続(CDMA) / 準天頂衛星システム(QZSS) / 全地球測位システム(GPS) / 時刻情報 / 位置情報 |
Outline of Annual Research Achievements |
情報通信ネットワークはビックデータの普及とともに"Massive Connect IoT"へと発展する.研究代表者らはMassive Connect IoTのための高効率同期スペクトラム拡散・符号分割多元接続(SS-CDMA)無線通信ネットワークを提案している.本提案方式は準天頂衛星システム(QZSS)や全地球測位システム(GPS)の測位信号によって得られるナノ秒オーダの時刻情報やメートルオーダの位置情報を基に送信タイミング制御を行うことで高効率な上り回線同期SS-CDMA通信を実現している. 基課題(基盤研究 (B))では,QZSS/GPS信号を基に端末がどの程度の時刻精度で送信タイミング制御可能であるかを実証を行った.本国際共同研究ではその発展課題として,QZSS/GPS測位信号のベースバンド信号処理部の検討,送信タイミング制御のためのアルゴリズム検討を実施した.QZSS/GPS測位信号などの時刻同期用信号を基にして取得し,それを用いて送信タイミング制御を行う無線通信アーキテクチャの実装・実証を行った.さらに,送信タイミング制御の精度が同期SS-CDMAの端末同時接続数に与える影響について,計算機シミュレーションにより評価を行うことで,必要な同期精度の算出を海外共同研究者とともに行った. また,基課題において,SS-CDMAと同様に高密度多元接続が可能な過負荷伝送方式の一つである非直交多元接続(NOMA)による高効率化の可能性について追加課題として検討を行った.本国際共同研究においては,このうち特に上り回線における NOMA の適用可能性についての検討ならびに議論を海外共同研究者とともに実施した. これらの成果を基に,NICT,東北大学,東京大学など他の研究機関を加えた共同研究(NEDO)へ発展させることができた.
|
Research Products
(9 results)