2018 Fiscal Year Annual Research Report
Nano space platform technology for formulation of a mechanical plasmon device (Fostering Joint International Research)
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16KK0150
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
山口 堅三 香川大学, 創造工学部, 助教 (00501826)
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Project Period (FY) |
2017 – 2018
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Keywords | メカニカルプラズモニクス / 表面プラズモン / アクティブ / 単結晶金属薄膜 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、先の2015年の科研費基盤研究(B)である『NEMS可変プラズモニックデバイスによる多機能光集積デバイスの創製』(研究課題:15H03546)を基に、空間制御性を決定する微細構造の高精度な可変化を構造・材料から検討することで、ナノ光技術に能動的な革新的機能をもたらし、エネルギーや資源の効率化に寄与するものと位置づけ、『メカニカルプラズモンデバイスを活用したナノ空間プラットホームの構築』をケンブリッジ大学キャベンディッシュ研究所フォトニクスセンターのProf. Jeremy John Baumberg, FRSの下で実施した。本研究の目的は、空間制御に基づくリアルタイム計測・オンデマンド駆動なメカニカルプラズモンデバイスの創製と周辺技術の応用である。これを達成するために、(Ⅰ)メカニカルプラズモンデバイスの超精密空間制御と、(Ⅱ)加工精度・光学性能の向上のための金属単結晶の成膜を実施した。前者は、要求に応じたナノスケールにおける連続的な空間制御に基づくリアルタイム計測とオンデマンド駆動を実現した。これにより、多種多様な測定を同時に達成できる。一方、後者の周辺技術の応用として、基板の種類や大きさを選ばない金および銀の金属単結晶の成膜法を確立した。これを用いた光半導体技術や医療、自動車、計測・検査分野などへの新機能性デバイスの創出など、その産業展開可能な成膜技術になると期待される。
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Research Products
(12 results)