2018 Fiscal Year Annual Research Report
Prediction and prevention of frailty from the lifestyle investigation in rural Japanese community-dwelling older adults
Project/Area Number |
16KT0012
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
新村 健 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (70206332)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永井 宏達 兵庫医療大学, リハビリテーション学部, 講師 (00633348)
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Project Period (FY) |
2016-07-19 – 2019-03-31
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Keywords | フレイル / サルコペニア / バイオマーカー / 食習慣 / 身体活動度 / 口腔機能 / 骨粗鬆症 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の最終目的は,長寿先進国である日本において,とりわけ高齢化の進行した農村部在住高齢者におけるQOLに資する要因を、身体的領域,心理的領域,社会的関係,環境領域、医学的領域(医療,介護)から学際的に検討することである。そのため我々は、兵庫県丹波圏域在住の自立した高齢者コホートにおいて、フレイルの発症要因やフレイルを構成する各要素のスペクトラム、生活習慣のフレイルに及ぼすインパクト、さらにフレイルの診断に有用なバイオマーカーを明らかにすることを目的として、3年間研究を行ってきた。 2016年春に本格始動した本調査研究は、順調に進行し、2018年中の参加者は362名で、これまでに本調査に1回でも参加した方は、合計で914名となった。2018年中は、特に初回の調査から2年以上が経過した方への追跡調査に力を入れた(計288名が参加)。2018年中に2回目の調査に参加できず、2019年の調査への参加も困難な方に対しては、2019年春に電話でのアンケート調査を実施した。 2018年度は、2017年度までに本調査研究に初回参加した840名のデータを用いて、①生活習慣(食習慣、身体活動度)とフレイル・サルコペニアの関係、②口腔環境とフレイル・サルコペニアとの関係、③フレイル・サルコペニアのバイオマーカーの探索などの横断的な解析を行った。その成果を5報の英文論文、1報の邦文論文として発表し、様々な学会でも発表した。このように本研究は、総合的には2018年度も順調に進行し、興味深い成果を蓄積しつつあるが、唯一microRNA(miRNA)解析に関しては予定通りの成果をあげることができなかった。それはExiqon社に委託したmiRNAシーケンス解析とタカラバイオに委託したリアルタイムPCR解析の結果の不一致の原因がつかめていないことによる。今後のコホート研究継続によりこの問題を解決したい。
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Research Products
(19 results)
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[Journal Article] The Relationship between Dietary Habits and Frailty in Rural Japanese Community-Dwelling Older Adults: Cross-Sectional Observation Study Using a Brief Self-Administered Dietary History Questionnaire.2018
Author(s)
Tamaki K, Kusunoki H, Tsuji S, Wada Y, Nagai K, Itoh M, Sano K, Amano M, Maeda H, Hasegawa Y, Kishimoto H, Shimomura S, Shinmura K.
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Journal Title
Nutrients
Volume: 10
Pages: E1982
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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