2017 Fiscal Year Research-status Report
高齢社会の互助型コミュニティ形成に向けた学際的研究
Project/Area Number |
16KT0119
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
村山 洋史 東京大学, 学内共同利用施設等, 講師 (00565137)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯島 勝矢 東京大学, 高齢社会総合研究機構, 教授 (00334384)
後藤 純 東京大学, 高齢社会総合研究機構, 特任講師 (80584408)
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Project Period (FY) |
2016-07-19 – 2019-03-31
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Keywords | 互助 / コミュニティ / 高齢社会 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、健康づくり・介護予防をきっかけとした互助型コミュニティを形成するための要素を明らかにすることである。 平成29年度は、前年度に行った「互助」の概念にのっとり、実際の地域介入活動を推進した。具体的には、千葉県柏市豊四季台団地と,神奈川県鎌倉市大平山丸山地区で介入研究を実施した。 高齢化の進む豊四季台団地では,商店街の一角に地域住民が主体的に運営する「地域活動館(仮称)」を設置し,住民運営の通いの場のモデル作りを試みた。具体的には,近隣で活動する130団体に呼びかけ,このうち30のグループへのフォーカスグループインタビューを実施した。さらに実際の活動後に振り返りの機会を設けることにより,活動団体が抱えるニーズと,活動上の課題を可視化した。次年度は,各団体が共同でコモンスペースを運用するためのガイドラインやマニュアルを整備し,利用者のQoL向上につながる働き掛けを特定する予定である。 大平山丸山地区では,町内会と協力し,地区の将来計画の策定に携わった。具体的には,地域資源や地域課題を可視化し,当事者意識を高めるために,居住環境点検,SWOT分析,将来ビジョンの絞り込み,テーマごとに実現可能なアクションプラン策定を主たる内容とする,地区住民の参加する複数回のワークショップを開催した。これらの手法を他地域でも用いて,介入方法の妥当性を検証する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
介入研究を実施できれており、概ね順調に進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、2つの研究フィールドでの介入研究から得られる互助型コミュニティ形成のための要素の探索を行う。
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Causes of Carryover |
(理由)見込みよりも人件費が少なかった。 (使用予定)次年度に、その分の人件費を使用する予定である。
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Research Products
(17 results)
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[Journal Article] Albumin, hemoglobin, and the trajectory of cognitive function in community-dwelling older Japanese: a 13-year longitudinal study.2017
Author(s)
Murayama H, Shinkai S, Nishi M, Taniguchi Y, Amano H, Seino S, Yokoyama Y, Yoshida H, Fujiwara Y, Ito H.
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Journal Title
Journal of Prevention of Alzheimer's Disease
Volume: 4(2)
Pages: 93-99
DOI
Peer Reviewed
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