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2020 Fiscal Year Research-status Report

紛争解決のための応報と修復の共同体ガバナンス:環境保護団体とイルカ漁の事例から

Research Project

Project/Area Number 16KT0156
Research InstitutionThe University of Kitakyushu

Principal Investigator

竹川 大介  北九州市立大学, 文学部, 教授 (10285455)

Project Period (FY) 2016-07-19 – 2022-03-31
Keywords捕鯨 / 葛藤解決 / 環境問題
Outline of Annual Research Achievements

新型コロナウイルスの蔓延により予定していた調査をおこなうことができなかった。そのため最終年度を1年延長したが、現時点までソロモン諸島に渡航できる状況になっておらず、当該年度内の調査を断念し研究の延長を申請している。
その間インターネットなどを用いて、捕鯨や大型動物の捕獲に関する自然保護団体の対応について調査をおこない、自然保護団体をめぐる現地との葛藤事例の文献研究を進めた。この調査によって、世界各地の自然保護団体の活動に関するデータベースを作成することができた。あわせて地元住民とのトラブルの事例もいくつか収集した。またクラウドファンディングのような保護団体の資金集めに関する現状の調査もおこなった。フィールドでの調査は進まなかったが、グローバルな葛藤事例についての重要な資料を収集しそれを整理することができた。
また、研究協力者とオンラインで研究会をおこない、それぞれのフィールドにおける事例の集約をおこなった。とくに自然保護団体について資金の流れなどを可能な限り調べ、活動の全体像を明らかにしたいと考えている。さらに今後の方針と調査の予定などを検討し、次年度中に報告がまとめられるように調整をおこなった。
また、すでにこれまでに明らかになっているデータや事例をもとに、葛藤解決に関する研究論文の執筆をすすめた。この論文は、おもにローカルな視点での葛藤解決の問題を取り上げており、2021年度に出版を予定している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

フィールドにおける現在の状況の最終調査と報告書の作成をのこすのみで、おおむねのデーター収集は完了している。新型コロナウイルスの蔓延により最終調査がおこなえていないためのこの区分とした。
最終年度を1年延ばしたことによって、さらなる自然保護団体の活動に関する事例収集を追加研究として付け加える。

Strategy for Future Research Activity

本年度中に本研究はまとめる予定で進めている。
インターネットを用いた資料収集は、これまでの調査を延長する形で引き続きおこなう。
もしコロナ感染拡大がおさまらず、現地調査が可能にならない場合には、現地に対する電話やインターネットをを用いたインタビューで可能な限り代用し、すでにある資料を基に最終的な報告書の作成をおこなう。

Causes of Carryover

ソロモン諸島国へのイルカ漁のシーズンに海外調査を予定していたが、新型コロナウイルスの蔓延により、入国ができなくなり研究期間を延長している。そのための旅費の保留分である。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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