2005 Fiscal Year Annual Research Report
代数・幾何・微積分の動的理解を促す「使える数学」教材サイトの開発に関する研究
Project/Area Number |
17011014
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
礒田 正美 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (70212967)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小原 豊 鳴門教育大学, 教員教育国際協力センター, 助教授 (20375455)
宮川 健 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 研究員 (30375456)
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Keywords | 数学的活動 / 道具 / コンテンツ / 博物館 / 数学史 / 数学的な見方・考え方 / エッシャー / 実用数学 |
Research Abstract |
「使える数学」教材サイト作成のために,次のアプローチからの調査を行ってきた:1)日常,身近な題材を数学的にみる.2)数学的モデリング.3)現在,実社会・科学技術で実際に役立てられる数学.4)失われた使われる数学の中から,実用数学・機械・器具の発掘.5)現在,教えられなくなった科学技術からの数学教材の発掘. 以上、調査を通して開発されたコンテンツは,特に1に関わるコンテンツ「日本における数学的な景観」である.このサイトでは,それを数学的な見方を鍛えるための日本の写真が収められている. 授業実践を伴うオリジナルコンテンツとしては,1から3を補助とし,4と5を中心にコンテンツ開発を行ってきた.ア)天文関係,イ)美術関係(敷き詰めデザイン),ウ)美術(画法幾何)関係,エ)機構関係の教材開発などに取り組んでおり,全体では8件の事例開発が同時並行で進めた.スケジュールでは,12月までが教材開発・授業実践,3月までに報告書作成・WEBコンテンツ作成,3月末から翌年度にかけてコンテンツ公開という手順を踏むことが誤りのないコンテンツ作りの上では必要であり、現在、その校正中である. 特に,イ)に係る新規コンテンツとして,Flashを用いたサイト「エッシャーの秘密を探る」を開発した.このコンテンツでは,刳り貫いた図形と刳り貫かれた図形に対して,併進・回転・鏡映の幾何操作を施し,それによって得られた一枚の図がどのように敷き詰めていけるかをドラッグでき,変換に係る理解を深める体験が実現する.
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Research Products
(3 results)