2005 Fiscal Year Annual Research Report
自然災害・防災教育の観点と自然景観理解を取り入れた野外学習プログラムの開発と評価
Project/Area Number |
17011023
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
藤岡 達也 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (10311466)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鎌田 浩毅 京都大学, 人間環境学研究科, 教授 (80303791)
根本 泰雄 大阪市立大学, 理学研究科, 講師 (30301427)
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Keywords | 自然災害 / 自然景観 / 野外学習 / 防災教育 |
Research Abstract |
1.自然の二面性を取り扱った教材とプログラムの開発 教材化する自然災害を地震,火山活動,水害等ごとにアプローチし,自然に対する畏敬の念等を感じることが可能な教材及び教員養成・教員研修プログラムを開発・試行した。 (1)地震関連教材への取組 平成16年新潟県中越地震以降の余震及び周辺地域のデータ収集・解析及びその成果を学校や地域に還元。上越市大島小学校で「特別授業」として,保護者と地域の人達に公開。 (2)火山関連教材への取組 教育実践可能な火山地域の現地調査及びデータを国内の数カ所にわたって収集。平成17年度は,有珠山周辺,京都府網野町周辺の変質火山岩,富士火山御殿場岩屑なだれ等。 (3)水害関連教材への取組 平成16年「新潟・福島水害」時において,五十嵐川周辺の破堤,浸水原因の分析及び,学校における避難所,体系的ボランティア活動の在り方についてまとめた。 2.教育方法の施行と確立 「理科」の授業だけでなく,「環境教育」や「総合的な学習の時間」にも活用できる教科横断・総合的な学習方法を開発し,一部実践,集約の成果を発表した。 (1)自然体験,野外観察を取り入れた教育研究 糸魚川・静岡構造線及びフォッサマグナ周辺での日本列島形成のメカニズムを現地で理解できる野外教材のモデルプログラムを作成し,実施した。 (2)意思決定,問題解決型の学習・研修を取り入れた教育研究 防災意識の向上や科学技術を社会的文脈から捉えるための教育方法について試行した。
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Research Products
(7 results)